5つの母音を持つアイヌ語 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどり、世界を旅するブログ

三和 導代 です。

 

今週はアイヌ文化交流センターにて開催されました普及開発セミナーに参加しました。アイヌ文化に関するさまざまな方面の講師の方々がのお話をしてくださいました。とても有意義な午後の時間帯でした。

 

さてアイヌ語を習い始めてまだ数か月の私ですが、まずご挨拶から「イランカラㇷ゚テ」(こんにちはという意味です。)

 

明治時代になって国の同化政策によりアイヌ語の使用を禁止され、日常生活にてアイヌ語を話す人々がいなくなっているのが現状です。この法律は1899年に北海道旧土人保護法でした。そしてこれが廃止されたのがなんと1997年ですから、今から20年前というごく最近のことなのです。

 

アイヌ語は2009年に公表されたユネスコの「世界消滅危機言語地図」によりますと、極めて深刻な状況にあるというされています。

 

アイヌ語の母音はアイウエオの5つで日本語の母音と非常に似ています。子音はカ行からワ行まで、パ行とチャ行があります。しかしタ行には’ツ’の音はありません。そのかわり’トゥ’の音があります。

 

時制に過去形、現在形、未来形はありません。この考え方はアイヌ人の世界観ともつながるものでありと思います。過去も未来も現在とつながった現在なのです。