三和 導代 です。
昨日は8年ぶりにマリ共和国で女性自立活動に長く携わるアワに再会しました。かつてNGOの活動でマリ共和国に滞在した際の同僚でもあり、私の村での食事等を準備してくれた彼女です。某市立高校の招待で2か月の日本での滞在中です。
マリ共和国は大半がイスラム教徒ですが、彼女は全くこちこちのイスラム教徒ではありません。アフリカ特有の産めよ増やせよの子沢山の世界で、子供に恵まれなかった人です。
アフリカでは子供のいない女性はとても辛い立場となります。イスラム教の世界では4人まで奥さんを男性は持てますので、子供ができなければ、第2夫人を迎え、子供を産み、そして第1夫人に収入があればその生活費や養育費をずっと払わなくてはいけません。完全に切り離すことはできないのです。
日本の現代では子供を自ら産まない選択をする人が多く見られますが、アフリカでは決して考えられない現象です。
私と一緒に働いていた男性スタッフもいつの間にか5人とか6人の父親になっているそうです。一族で誰か稼ぎのある人がこの子供たち、兄弟や親の面倒を見るのが当たり前の世界です。働けど働けど、楽にはならず・・・・・の世界です。