三和 導代 です。
今日は来て4日目となりました。ホテルの前の噴水はシーア派第3代目のイマームであったフセイン氏の死を悼み、フセイン氏の血をイメージし、噴水の水とライトがピンクになっています。不謹慎かもしれませんが、夜の噴水は非常に美しい光景でした。
イランの降水量は平均して年間200㎜から250mmという少雨です。人が生きていくにはお水は一番欠かせないものです。昨晩からの小雨が今日は一日中降り続き、目的地のサナンタジの町はめったに降らない雨のため排水設備が整っていないと見えて町中の道に水がたまり、高架下は通行ができず、大渋滞でした。
しかし今日も目的地の滞在中だけは雨が降らずに待ってくれました。日本人が雨をもたらせてくれたと大喜びをされました。めったに降らない雨ですから、傘を持たずに歩く人々が目につきました。ちろんレインシューズなんで皆無です。
フセイン氏を悼むスンニー派の人々の涙とも考えられます。テレビで放映されるモスク内の黒装束の男性がは一斉に詞を唱えながら胸をたたきフセイン氏の死を悼んでいます。これほどまでに皆が一同に長時間悲しむ姿は見たことがありません。1千数百年前の出来事を今でも悼む涙なのかもしれませね。