三和 導代です。
お久しぶりです。今日、今日カリブ海に浮かぶ小さな国、トリニダードトバゴから帰国しました。
16世紀にコロンブスがやってきて以来、土着の人びと、ヨーロッパからの移民、インド人、アフリカ大陸から奴隷としてやった来た人びとと先祖はさまざま。
重い歴史を抱えながらも、サトウキビやカカオのプランテーションから石油や天然資源の発掘により、今ではカリブ海の中でも非常に豊かな国となっています。
中でもトバコ島に住む人々はほとんどがアフリカ系の住民です。アフリカ大陸からこの島々に送られて生きた人々を先祖に持っています。とても筋肉質の良いからだをした一人の61才の船乗りに聞きました。「あなたの先祖はアフリカのどこから来たのですか?」答えは「わかりません。」でした。何百年の経過しますとやはりわからなくなってしまうものなのですね。
「この島の先祖はどんな思いでこの島にやってきたのだろうか・」と考えると、胸が痛くなりました。私の脳裏から、西アフリカの奴隷積出港の光景が一晩中離れませんでした。