先日茨城支部道場の出稽古で練習した技の一部を紹介します。

横面打ち一教から六教の技を受け流す場合‼️

基本技の場合は一度相手の横面打ちを受けてから技をかけます。四方投げの応用など横面を流して捌く事もできますが一教の場合は引いて横面を流すと一教技に入るのは非常に難しいです。

今日教えていただいたのは引かずに横面を受け流す方法です。

正面打ちの場合は引かずに受け流して相手の側面に入り身するのはありますが横面の時の受け流して入り身するのは相当な合わせ力が必要です。

昔は師匠の福田保師範の真似をして受けずに側面に入り身をして相手の横面打ちが頭に当たった事もあります。

なので自分を守りながら入るのは凄く大事な事です。

剣に例えると五の素振りのように自分が切られないように剣を頭上に振りかぶり自己を守りながら打ち込む。

体術の場合も受け流す時は手刀を頭上に上げ自分を守りま頭上で前腕が上腕に対し粗ほぼ直角地面に対してほぼ平行です。この形を斎藤守弘先生がガードレールと名付けたそうです。


横面打ちの入り身投げの受けかた(ガードレール)を以下の動画で確認して下さい








  • 受け流す横面打ち一教技
お互い左相半身から

「受け」右足で進みながら右手刀で「取り」の横面を打ちます。

「取り」左手を上げ(ガードレール)頭を守りながら左足を「受け」の右爪先に合わせてその足を軸に右回転します。(左半身で相手の右側面90度)

左手で下から相手の右肘を右手で手首(脈部)を握り、右足を大きく引きながら両手で「受け」の腕を切り落とし一教の裏で収めます。




  • 横面打ちニ教技

お互い左相半身から

「受け」右足で進みながら右手刀で「取り」の横面を打ちます。

「取り」左手を上げ(ガードレール)頭を守りながら左足を「受け」の右爪先に合わせてその足を軸に右回転します。(左半身で相手の右側面90度)

同時に左手で「受け」の右手首を掴み右を自分の左手に合わせて「受け」の腕を切り落とし、右手で「受け」の手を手首より返しながら自己の親指を「受け」の親指の付け根、小指を相手の脈部に合わせて手を握り自己の肩の付け根に置きます。

腰を引きながら両手を絞りニ教を効かせます。

左手で相手の肘を自分の臍に寄せつけて相手の肩が自己の両足の間にします。

肩、肘、手首が一直線地面に対して直角になるように「受け」の右腕を立て両膝で肩を固めます。

左手を「受け」の腕に沿って滑らせて手首に当て自己の胸につけて(掌上向)から手首を掴んだ右手を離し「受け」の上腕部当て自己のお腹につけます。

腰から右に捻り「受け」の右肩、肘、手首を固めます。(正座で赤ちゃんを抱っこしているような形)


  • 横面打ち三教技




  • 横面打ち四教技





  • 横面打ち五教技

お互い左相半身から

「受け」右足で進みながら右手刀で「取り」の横面を打ちます。

「取り」左手を上げ(ガードレール)頭を守りながら左足を「受け」の右爪先に合わせてその足を軸に右回転します。(左半身で相手の右側面90度)

左手で下から相手の右肘を右手で手首(親指で相手の脈部)握り、右足を大きく引きながら両手で「受け」の腕を切り落とし一教の裏のように収めます。

  • 横面打ち六教技

お互い左相半身から

「受け」右足で進みながら右手刀で「取り」の横面を打ちます。

「取り」左手を上げ(ガードレール)頭を守りながら左足を「受け」の右爪先に合わせてその足を軸に右回転します。(左半身で相手の右側面90度)

「取り」右手「受け」の右手首の裏を掴み(親指と小指、薬指を相手の脈部にかけて握る)腰を右に捻り左肘が相手の肘に合わせるまで左手を相手の腕に沿って滑らせて前腕を握ります。

右手で相手の手首をニ教で固めながら左半身で腰を左へ捻り「受け」の肘を固めます。








 

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