3年目の結実 26(日)リーグワン決勝ワイルドナイツvsブレイブルーパス | 物好記

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物好記と書いて「ものずき」と読みます。
主にスポーツ観戦の現場レポート、そのほかスポーツの話題を中心に思ったこと感じたことを、ただし時間と労力に余裕があるときに✏。

 もちろん決勝戦の日は満を持して参戦した …のですがっ❗
 やっぱり大将おった🐗。

 浅野杏奈嬢 今年も顔小さい。
 こんなに出世するんなら中国語講座しっかり見とくんだったな🀄🐼。
 実際にはキックオフ2時間半前の時点でリーグワンビレッジが人人人でごった返していたもんで参加各チームのブースにじっくり顔を出すってことが難しかったんですよ🙆。それはそれで良し🙆、ハレの日にはそっと一歩下がるのも『常連客』の役目だ。
 マスコット総選挙では2連覇中だったラムまる🐑を抜いてイーグルスのカノンちゃん🦅が初の栄冠に輝く✨👏。つまり女王鷲🦅👸、リーグワンの女帝👑🦅ここに誕生。

 ではここでマスコット各位の皆様によるYMCAをご覧ください。
 NMKYじゃないよ。
 偉人⑯堀江翔太のラストゲーム。
 ⑩リッチーモウンガは今期のリーグワンを変えた。

 ぁ〜らしにしやがれぇ〜ぃ櫻井さん登場🏆日テレはもうちょっとラグビー扱おうよ。
 さぁキックオフだ。
 試合内容が試合結果は今更言うほどのこともないと思うのですが🙆ワイルドナイツの先制トライをゴールライン上で防いだブレイブルーパスがワイルドナイツにペナルティーゴール2本を許しながらも⑭ナイカブラの激走トライ(ちょっと微妙)と⑩モウンガのゴールで逆転、終わり際には再び走ったナイカブラにトライ目前でワイルドナイツ⑪コロインベテの襟首タックル炸裂(むしろこっちの方がペナルティトライっぽい)でコロインベテにシンビンを強いる。リスタートからトライには至らなかったもののPGを追加してハーフタイムへ。ここまで40分の経過があっという間だったわ。

 現役ラストゲームのラスボス⑯堀江が後半の頭から登場して正真正銘のラストofラストとなった40分間でしたが立ち上がりにブレイブルーパスがラインアウトモールの裏からコロインベテ不在のタッチライン際に再びナイカブラを走らせてリードを広げる。とは言え『後半のワイルドナイツ』を相手にしての11点差ってのは通常運転のリーグワンなら格好の『逆転劇場へのアパタイザー』ですわな。正直このときはそうなると思ってましたし実際そうなりかけましたし。
 さらに相手陣でのペナルティを得たブレイブルーパスは点差を確保するべくモウンガにペナルティゴールを託す。しかしキックがわずかに外れるとここからワイルドナイツが勢いを取り戻す。⑩松田のキックを交えての速い展開で右隅に⑥ガンター、左サイドの突破からコロインベテがゴールに迫りラックから⑮山沢が臨時ハーフとしてボールを出して⑨小山のトライをアシスト。この連続トライで一気に逆転ですか❗松田のコンバージョンゴールも決まって20−17、準決勝と同じスコアでワイルドナイツが『見慣れた終わり方』に持ち込んでくのかな〜 と予想するのが自然なところでしたが。 が、ここから再び攻める機会を得たブレイブルータスがラックから途中出場㉓森が右サイドへ飛ばしパスを送りライン際でナイカブラがゲインすると森がナイカブラから貰い直して中央まで回り込むトライ❗ここで取っちゃうか今シーズンのブレイブルーパスは❗ これで何度目だ再々々逆転ってことになるのか❗
 これだけリードの入れ替わるゲームが増えたということも3年目を迎えたリーグワンの進化の顕れである☝、それがわかる逆転劇でした。

 この時点でブレイブルーパスが4点をリード、それでもまだまだワントライでひっくり返せる得点差だっただけに🧠脳の中では『もしも』の展開も頭にはありました。そうですワイルドナイトの逆転返しです😏。でも絶対その展開を現地で想定したのって私だけじゃないでしょ、たぶん。いやラグビーファンの何割かは。そしてワイルドナイツがハーフライン付近やや左のスクラムからプレーを再開、ラックから回り込んだ堀江のパスがコロインベテに渡りブレイブルーパスが倒しに行く、ブレイブルーパスが倒しても倒してもワイルドナイツはボールを繋ぐ、倒しても繋ぎ捕まえても繋ぎワイルドナイツは右へ左へ、繋いで回して穴を見つけにいく。しかしブレイブルーパスも止める。数十秒から1分を超える攻防が続いた中でワイルドナイツが右サイドの2対2からついにディフェンスを突破❗すでにラインディフェンスなどという次元を超えて『いるやつが捕まえる』という様相になっていたブレイブルーパスは㉒長田を捕まえきれず長田インゴールへ❗逆転トラ〜イ❗時に79分、まじか😆❗ というところでした。うわ〜〜〜こんなことあるのか…
 その場でバタバタとへたり込むブレイブルーパスの選手。死闘、the死闘。やっぱり最後はこういう展開になるんだね、三洋電機vs東芝府中は。

 この時点でワイルドナイツが1点リード、残り時間を考えればコンバージョンキックを受けてラストプレイになるところだから⏳あと数秒というところまで引退の迫った堀江が最後のコンバージョンキックを蹴って終わるのかな🤩❓ なんて思っていましたがここでTMOの審議が入る。どうやらリスタートの直後に堀江がコロインベテに送ったパスのスローフォワードの判定だったようなのですが、時間にして約2分、体感で言ったらもっとず〜〜っと前に起こったような反則のビデオチェックにそこまでする必要はあるのか、 と思ったのも確かです。
 数分間の検証を経て判定が出る。

 スローフォワード❗
 ノートライ❗トライキャンセル❗取り消し❗逆転もなかったことに❗
 これは場内は揺れました。いくらかのブーイングさえ起こりました。

 そのまま残り時間も約40秒、スクラムから出たボールを蹴り出せばブレイブルーパスが逃げ切りとなる状況へと急転直下🔃。過去最高のシーズンの最後が拍子抜け終わっちゃうのか〜と思ったら最後のはずのスクラムでブレイブルーパスの反則❗ワイルドナイツは最後の最後の最後にもう1回だけチャンスを得ることになりました。ここでトライを取れば一度はキャンセルされた再々々々逆転、ブレイブルーパスが守りきれば14年ぶりの優勝…… さあどうなるか❗❓ ワイルドナイツのリスタード、ポイントサイドでラック、しかし最初のラックの中でワイルドナイツ反則❗ノットリリースザボール❗タックルの地点でナイカブラがジャッカルに成功していたようです。ここでノ〜〜サイド❗試合終了❗

 ワイルドナイツ📺⚔️ 6 14 = 20
 ブレイブルーパス🐺 10 14 = 24

 攻守の迫力、スキル、スピード、そしてゲーム展開。何から何までリーグワン3年目にして過去の国内ラグビーにおける “自己最高記録” を更新したと言ってもいい一戦。最後の最後に優勝チームがビデオ判定でひっくり返るというハプニングこそあったものの、その時点でどちらが優勝しても納得できるだけの内容であったのも確かです👏。ある意味でものすごく『無責任』な存在にさせてもらえていたんですよ、あの日の観衆は。そのぐらい充実したナイスゲームだったと思ってます。本当だったらどちらも優勝にしてあげたい、なんならモウンガのPGが決まってて最後のワイルドナイツのトライが有りだった反実仮想の27対27で試合が終わってくれてても良かったぐらいですよ。
 興奮と感動。オリンピックやワールドカップのときだけテレビ前で文化人ヅラする連中には決して味わえないこの感覚。痺れる。
 そして堀江氏には感謝感謝、堀江氏とフミさんにはどれだけ感謝しても足りまへんわ。




 🐺。

 しかしブレイブルーパス優勝🐺。開幕戦の頃にブレイブルーパス荒岡社長が宣言していた『ブレイブルーパスを面白いチームにする』、そして春になってからワンランクアップして『優勝します💪』ということになっていたのが現実になっちゃうんだから言葉の力というのはやっぱりなかなか侮れないもんがあります。そして、今シーズンは何と言ってもリッチー・モウンガに触れんわけには🙆。ブレイブルーパスのラグビースタイルが大幅に変わったことは言うまでもないのですが、色々なチームを見て回った印象としては他のチームもそれぞれ『おしゃれなラグビー』を、言うなれば『ファンや観客の皆さんを満足させられるような攻撃や守備』をしていかないとチームはなかなか上がっていかれないのではないか、と。そういった意味ではモウンガの存在がリーグワンを変えたとも言えるのではないでしょうかね👏。なんだかんだで一番多く試合を見たのは今シーズンはブレイブルーパスでした。その意味でも十分に元は取ったな。

 そしてこの日の観客数もトップリーグとリーグワンを通じて最多を更新。部活カーストの低さから今までは日の当たらない存在であった日本のラグビーが、ついに大人レベルのラグビーで5万6000人を集めるようになった😭。これはもうマイナースポーツではなくなったと言っていいのではなかろうか😭😭。ここまでに37年ラグビーを見てきて、遂についにこんな日が来たんだなー😭😭😭と思いながら帰り道に自宅近くのお蕎麦屋さんで食べたシーズン終了の年越しそばいつものお蕎麦に加えて、ちょっぴり感慨の味がした。