人を信じて絶望へ落ちた | アラフィフ岡山移住記 自然農たけこの畑

アラフィフ岡山移住記 自然農たけこの畑

家と仕事を同時に失い築いたキャリアも地縁も子も孫も、全部置いて岡山県へ移住したアラフィフ夫婦です。

自分達で家を直し畑を耕し生きる為に野菜を作る。

烏骨鶏、チャボ、保護犬の家族と共に、自然農の畑とレザークラフトを生業とした日々の呟き記録を綴ります。

代表を務める介護施設は

記録が無いのに請求を上げ

職員は居ないのに居た事にし

手が掛かる入居者は恫喝し閉じ込める。



完全に法に触れるレベルだった。


衝撃だった

不安が湧いて

切なくなった。






どうにか改善しようと

色々と提案してみたけれど

現場の強い風当たりと

実際の権力者Tによる隠蔽で

空回りし

ほとんど改善できなかった。





組織ぐるみでの不正行為で

Tの狂った金儲け意識で

利用者のみならず

現場で働くスタッフまでも

人としての尊厳が失われ

およそ「職場」とは呼べない

刑務所の方がまだ良いのではと

感じる場所だった。




そんな中

出勤して一週間がたった朝

県からの特別監査が入った。

立ち入り調査だ。


拒否権は無く

あらゆる資料が没収され

当然の如く不正は明らかになり

私を含めたスタッフ数人は

何度もヒアリングで呼び出しを受けた。



決定が下るまでに半年間を要し

結果的に

グループ内の三事業所が

指定取り消しとなり

返還金は一億円近くにのぼった。



もうその頃には

私は代表を降りており

新しい代表Tの指示に

従わないということで

解雇されていた。



当時私の名義で作った法人用の

クレジットカードで

運営を回しており

滞納による催促の電話が

何度も掛かってきてきていた。



勿論私には

カードを利用する権利は

与えられておらず

何に使ったのか分からず

カード会社に開示請求して

知った事がたくさんあった。






今は全ての返済ご済んでいるが

信用情報にチェックが入り

カーローンも

フリーローンも

ことごとく通らず審査で落とされた。


社宅に住んでいたので

同時に住む場所を失い

期限は2ヶ月間足らずで

家財の全てを待って

立ち退かねばならなくなった。




絶望した

お金が無い事に

住む場所が決まらない事に

お金が借りられない事に



何より今まで頑張ってきた人生に

Tを信頼してしまった自分に


深く深く絶望し

情けなくなった。



どうして私は

そうやって

人を安易に信用してしまうのだろう。


いい歳をして

なんでそんな事も

分からないのだろう。


信頼なんて

されてないんだよ

利用されてただけで

仲良しなんかじゃ

なかったんだよ


そう思っていたのは

私の方だけ。





…つづく。






たけこ🌱





間引き人参が可愛い