前回のまでの話で
迂闊に人を信じて
痛い目にあったことで、
騙したその人を恨んだ。
憎らしい思いが
毎日毎日
湧き上がった。
眠る頃に
目覚めた時に
許せないという思いが
押し寄せた。
自分の愚かさと
相手への憎しみと
そして
「嘘」という行為に
吐き気がする程の
嫌悪感が溢れた。
この嘘つき！
詐欺師野郎！
自分を良く見せるために
お金を儲けるために
人を騙す。
なぜそんな
思考回路になるのか？
私には理解できない。
何かを隠すために
嘘をつく。
一瞬の嘘で
守ったものは
そんなに大切な事だったのかな？
嘘をついて
ザラついたその心で
これから先もずっと
生きていかなくちゃならないのに。
。。。
今回の件は
多くが露呈したので
嘘が表面化した。
世間に知れてしまった
晒されてしまった
そんな恥ずかしさ。
恐怖ではなく
「恥ずかしい」だった。
知り合いに知られたくない
自分の名前が
不祥事の記事と一緒に世に出る
初めて感じる恐怖
恥をかく恐怖。
今後の人生は
どうなるのだろうか。
更なる内部告発をするべく
会社に都合の悪い事を
関係機関へ情報提供した。
私の身の安全は
大丈夫なのか
逆恨みされて
殺されたりは
しないだろうか？
それでも
嘘を抱えて生きるより
よっぽどいい。
残りの人生を
重い胃袋を抱えて生きるなんて
何かの折に
ちくっ🪡と
心が痛むなんて
そんな毎日より
よっぽどいい。
抱える辛さより
失う方が軽やかで
未来を歩くのには心地良いと
初めて感じた。
。。。
嘘が何かを守るなんて
幻想だ。
一番大切な自分の心を
生涯傷つけ続けることになる。
そうやって
生きることになる。
自らが選んだ行いを
選択を
否定することになる。
無かったことに
しようとしてる。
自分に対しての裏切り行為
自分を執拗に裏切る行為。
その事に気がついたら
日々小さな嘘を重ねている自分にも
気がついてしまった。
年齢を誤魔化す
体重を誤魔化す
結構歴を誤魔化す
子供の年齢を誤魔化す
そう
沢山の嘘をついていた。
小さな嘘ならいいのか？
法に触れなければいいのか？
可愛い嘘なら許されるのか？
会社の一件では
事の大小で人を責め
自分を正当化していた。
私の嘘は人に迷惑を掛けないから
許されるのか？
私のことだからいいのか？
嘘は嘘だろうに。
嘘をついて
自分自身を否定しているだろうに。
否定と正当化のダブルスタンダード
その矛盾した思考が
ジワジワと私の首を絞め
胸を刺していた。
苦しい。
本当は
何より嫌なのは
人に騙される事じゃない。
自分を嘘で騙すことだ。
過去の自分を否定することだ。
嘘をついた事を正当化することだ。
無意識にやってしまう
その意識の働きを
心からやめたいと思った。
一生懸命に生きてきた私を
どうか否定しないで欲しい。
間違った選択は何もしていない
その時はそれが
最善だと思ったから
それしか選べないと
思ったのだから
どうか
堂々と生きて欲しい。
つづく。
たけこ🌿
桃太郎トマト🍅
たくさん植えました
楽しみ
