スベスベとして
なんの摩擦もなく
境界線も曖昧で
ほんのりと暖かいとか
なんとなく冷たいとか
ここだけ空気感が違うとか
ボンヤリとして
見えるような見えないような
そんなものが
この世界を埋め尽くしていて
いや
そんなに密ではないかもしれない
我々が堅い物質だと思っているものは
原子量子レベルでは
スカスカらしいから(笑)
そんな掴みどころがない何ものかを
掴まえる取っ掛かり
突起みたいなもの
が
言葉とか
概念なのだと思う
本当は切り取りなんかできないものを
とりあえずここからここまでを切り取って
これは〇〇だとぺたりと名前を貼り付けて
持ち運ぶための把手をつけて
そんなものはつけないで
ただそのスベスベしたものを
ただ感じる
という
そんなやり方?そんな方法?
選択もあって
意外とその選択を
している時って
普通にあると思う
休みの日にボ〜っと
亀の背中を見てた
我が家には猫様がおられあらせられるのだが(笑)
彼らは同じ哺乳類ということもあってか
長らく人類との付き合いあるためか
わりと饒舌なので(笑)
どうしても人間臭い部分があるのだが
亀は爬虫類
ん?爬虫類か?
(笑)ともかく
脳の構造が少し遠いところにあるので
人間臭さから遠ざけてくれる何かが
あるような気がする(笑)
我が家の亀ちゃんは
結婚前から旦那が飼っていた
基本的には旦那が全ての世話をしているが
旦那不在の時は
真っ直ぐに私の足元へ来て
スックと見上げて
なんか
という(笑)
亀だから言葉はない
ないのだが
なにか言ってる(笑)
言葉のない世界の住人と
接する時って
スベスベのとっかかりのないものを
ただ感じる世界に通じるものがあって
なんか言ってんなーと思いながらも
言葉のない感覚も感じてる
結果
ただただボ〜っと
亀を見つめてることになって
ふと気がつくと
めっちゃ時間が経ってることがある(笑)
瞑想よね(笑)
植物とか
虫とかにも
おんなじ効果があるような気がする
ミミズコンポストやってた時も
よなよなミミズちゃんみつめて
ぼんやりしてたもの(笑)
ぼんやりというよりか
恍惚としていたかも(笑)
どっちが良くて
どっちがダメとかいうことはない
だって言葉がないと
生活できないしね(笑)
どっちもあっていい
ニンゲンだもの(笑)