佐賀関から別府までの道程は、ほぼ1直線。
地形に沿って、愛媛街道から途中で海岸線沿いの臨海産業道路へ入り、大野川大橋を渡り、新日鐵大分製鉄所前を通り過ぎ、西大分駅当たりで日向街道へと合流。
大分市内あたりから、夕方の通勤ラッシュに入ったのだろうか、やや道がこむようになってきたが、右手は海。
眺めがよいので渋滞もあまり苦にはならない。
左手に高崎山を望み、別府市内へと入る。
ふと、右手方向に面白い看板を見つけたので、急いでシャッターを切った。
「毎日が地獄です」というキャッチフレーズで鬼が泣いている。
人目を引くのは、別府温泉内でマジックコーナーをやっている「ユーモア」さんのお店だ。こんなところにあったのか!
前に別府温泉に来たときに、スポンジボールセットを買ったっけなぁ。
別府タワーにも明かりがつく時間になった。
別府観光港の位置は、あらかじめインターネットで地図をプリントアウトしてきているので大丈夫だ。それを頼りにStepvanを走らせる。
午後6時少し前、無事にフェリー乗り場駐車場へ到着した。
今回は欠航などしていなく、どうやら無事に大阪まで運んでくれそうである。
乗船手続きのため車検証を持って窓口へ。
窓口の係のお姉さんが慣れた様子で乗客を捌いている。
ボクの番になった。お姉さんは、「車両の全長が間違っていますから・・・。」とボクに告げ、高い料金を示す。
ボクは、「いえ、その料金ではなくて、こっちのはずですよ。この車は3メートル未満ですから。」と、車検証をよく見るように示す。
はじめ、怪訝そうな顔をしていたお姉さん。
どうやら排気量の数字か前軸重の数字を全長と勘違いしていたようだ。
Stepvanの全長が3メートルに達しないことを確認すると、てきぱきと料金を訂正してくれた。そして最後に、「珍しいですね。」と付け加えた。
乗船手続きを終え駐車場に戻ると、すぐに乗船せよとのことだった。
大きなフェリーの胴体にポッカリと四角い大きな穴が空いている。Stepvanの小ささが余計際立つ。
フェリー内部の駐車スペースは2層構造になっているらしく、かなりの広さがある。
大型トレーラーや観光バスに挟まれるような形でStepvanを停めた。
手荷物を持って船室へ。
あらかじめ指定されているので慌てる必要はない。
内部は、ちょっとしたビジネスホテルのようにも見える。
これから約12時間、大型フェリーでの瀬戸内海クルージングの旅だ。
別府観光港を定刻どおり汽笛とともに出航。
程なく、Aさんから携帯へメールをいただいた。
「ドライブの後半気をつけて。」と、ねぎらいの言葉をいただいた。
「今日は佐賀関へ行きましたよ。」とメールを返したら、「ずいぶん欲張りですね(笑)。」と、呆れられたようだった。
フェリーの中にある大浴室で、真っ暗な海を窓越しに眺めながら沸かし湯に浸かり、レストランで旅の成功に、ちょっと贅沢に生ビールで乾杯。






