至誠の姿勢で書に取り組む生徒さん | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

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「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

「至誠通天」-誠の心を尽 くして行動すれば、いつかは必ず天に通じ認められると中国の儒学者・孟子の言葉は、吉田松陰が座右の銘としたことでも有名です。

 

朝クラス。初めて条幅課題に取り組む入会したばかりの生徒さん。まさに、誠の心を尽くしています。

 

 

夕方クラス。初めての毛筆課題に取り組む、入会ほやほや小2の生徒さん。きっと天に認められるような一所懸命さ。

 

周りの子供達も刺激を受けたのか、集中度をグングン高めていきます。

 

入会したての大人の生徒さん。本来の始筆(起筆)の在り方など、「塗る」と「書く」の違いから、しっかり、身体に刻み込んでいっています。

 

 

平日夜クラス。意欲まんまんにアドバイスに耳を傾けてくれています。

 

 

 

オンランインコースは、開講して3年ほどですが、師範資格を取得したり、雅号(書道界の名前)を申請するまでに上達した生徒さんも。全国各地から、至誠の姿勢で書に取り組む方々に巡り合えて、なんと、有難いことでしょう。。

 

二度書きできないし、消し去ることもできない。そんな厳しさがあるからこそ、人間が磨かれていくものです。さぁ、今月は、どんな清書が出来上がるのでしょう。

 

※ちなみに・・・

吉田松陰を安政の大獄で処刑したのは、彦根藩藩主の井伊直弼。その直弼に仕えたのが、あの廻腕法の日下部鳴鶴。日本の書風を和様から唐様に一新し、中林梧竹・巌谷一六と並んで「明治の三筆」と評されたり、「日本近代書道の父」とも呼ばれます。

 

安政の大獄で恨みを買った井伊直弼が桜田門外の変で暗殺されると、日下部鳴鶴は生活に困窮。一念発起、書の道を歩むことを決意したとか―(地元・滋賀県に関連する話なので、どうしても書きたくて・・・)。

 

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