薄曇りの空。色濃く咲くアジサイ。さすがの調和っぷりです。
オンランイン生の方から、今月１回目の添削希望作品が届いています。お試しで初めてくれる方もいらっしゃり、また、新鮮な気持ちで朱を入れさせてもらっています。
同じ手本を見て書いているはずなのに、やはり、書き手によって雰囲気は全く変わります。
消そうとしても消せない所に潜む、自分の本当の個性。上手いか下手かを超えたところにある書の面白さ、ぜひ、感じていただきたいものです。
「神は細部に宿る」は、書においても当てはまります。紙の裏から筆の抜き方をチェックしたり、定規を使って偏りを測ったり、できうる限り、細やかに観察し、その生徒さんにとっての「宝」（伸びしろ）を探します。
「褚遂良」と「顔真卿」という、書道史のターニングポイントに位置する二人の書きぶりが、今月の基礎書法講座のテーマ。「褚顔一致」と言われるように、根底の共通点を見逃さないところが肝要。
今月の課題の「森羅万象」も、二つの書きぶりがありますが、分かりやすい相違点に引っ張られないようにしたいものです。
硬筆、筆ペン、ボールペン、仮名小筆。いろんな科目に積極的にチャレンジしてくれる生徒さんが増えてきて、嬉しく思っています。
あらたに入会された方々に、お名前の手本を。書き方を動画でお伝えしようと、左手でスマホを持って書いたりしました。
オンラインコースの生徒さんとは、実際に顔を合わせる機会は少ないのですが、離れていても、心の交流もできるものです。
作品を送ってもらえるだけで十分なのに、あたたかお手紙まで頂戴し、この出会いの素晴らしさを嚙みしめています。
オンラインサロンで、また、新たな動画をアップしております。何か、ヒントとなるところがありましたら、幸いです（＾－＾）
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