たけちゅう log -6ページ目

たけちゅう log

「たけちゅうweb」が、新しく生まれ変わりました!

オーストラリア・シドニーの写真、パート2です。

イベント

訪問目的のイベントにて。おかげさまで盛況(礼)、まんじろう先輩と共に、たくさん名前を書いてきました。

つたグルグルのビル

近代高層ビルに巻きつき放題のツタ! 自然との共存的なものを実現したのかもしれませんが、「人類滅亡後、植物が繁殖している廃墟」っぽいように見えなくもないです(苦笑)

シブい裏通り

「いかにも」という感じの裏通り。このテの風景は、実に欧米っぽいです♪

オージーフード!

夕食で出てきたポークリブ! デカい! 「こんなに食えるわけないよ~」という周囲の下馬評をよそに、全部たいらげてドヤ顔をキメました(笑) // 骨もあり、中に空洞もあるので、実は見た目より若干少ないです♪

飛行機からの虹

帰りの飛行機から。少しわかりにくいけど、虹が写ってます。飛行機からの虹は、半円でなく真円になるんですねぇ~♪ 珍しいモンが見れました(得♪)

<Fin.>
('14 10/ )

たけちゅうが小学2年だった約40年前、母方の叔母がTVのクイズ番組に出場した。
この叔母は、相当頭の良い人で、いろんな事を良く知っていたようだ。
叔母が出場したのは「クイズ・タイムショック」という、当時の人気クイズ番組。この番組で叔母は、全問正解でグランドチャンピオンになってしまったのだった!
タイムショックは、ネッスル食品の提供だったので、叔母はグランドチャンピオンになるまでの過程で、コーヒーをはじめとする数々の食品を獲得していた上、グランドチャンピオンとして、100万円と、そして、世界中のどこでも行きたい国への旅行も獲得したのだった。
叔母のチョイスが、またシブかった。
「エジプトに行きたいと思います。」
ピラミッドをはじめとする遺跡群に興味があった、とのことだったが、今思えば、実に博学な叔母らしい。

40年前もの当時、海外旅行なんて、ものすごい事だった。確か1週間かそこらだったと記憶しているが、叔母は確かにエジプトに行って帰ってきた。

帰国後、叔母の家に親類が集まった。
なんと、エジプトで撮影してきた8mm動画フィルムがあるとのことで、上映会が催されたのだった。
当時はビデオなんてあるわけ無く、8mmカメラでフィルム撮影していたのだ。部屋を暗くして、スクリーンを垂らしての鑑賞だ。
たけちゅうは、さすがに動画(というより、もはや映画よね。)の内容なんて記憶していない。だが、日本ではお目にかかれないような(当時は特に)珍しいエジプトの様子を見た記憶と、すごく暗いピラミッド内部の様子が写っていたことは覚えている。

親類達は、それはもう、叔母といろんな話をしたのだろうと思うが(当然、もう記憶にない)、一つだけよく覚えているのが
「エジプトに行ったうえに、100万円ももらって、ほんでコーヒーやら何やらいっぱいもらって、相当もうかったなぁ」と母達が言うと、
叔母は「それがな、コーヒーとか食品は、100万円もらったら、全部帳消しなんや。ほんで、100万円いうてるけど、実はこの中にエジプト旅行の費用も含まれてるんや。そやから、もろたんは、結局40万円ちょっとや。」
「あらまー、ケチやなぁ~」一同、そう口にした。子供たけちゅうも、”まぁそうそう、うまい話は無いもんやろしなぁ”など子供らしからぬ達観(?)をしつつも、”そういう事を番組内では触れないタイムショックはズルい”とも思っていた。

そして叔母は、おみやげも買って来てくれてた。古代エジプト文字で、たけちゅう達の名前が書かれている石版(というより、石膏かな?)だ。
物珍しいものをもらって、たけちゅう達はかなり満足し、しばらく、その石版を眺めつつ、行った事もないエジプトに”どんな所だろう?”と思いを馳せていた。
おそらく、今も実家を家捜しすれば、どこかにあるだろう。

残念ながら叔母はもう存命ではないが、今になって「当時の海外・当時のエジプトの話を、もっと聞いとくんだった。」なんて思っている。
('14 8/7)

京都に行く用事があった。
京都といえば、思うにままならなかった学生時代の、思い出が色々ある所。
当時は神戸に住んでいたが、京都方面に友人も居たりで、神戸から京都を時々訪問していた。

一番思い出す所といえば「西院」。京都外国語大学の最寄り駅、その大学には、当時たけちゅうの片思いの人が一時期通っていた。
その人の見てる世界を垣間見たくて、学園祭などの機会に時々訪れたものだ。

その人は、しばらくしてアメリカ留学に旅立った。留学は、今でこそ敷居が低くなったが、当時はまだ少数派。たけちゅうが惹かれた才女達は、こうやって広い世界へ飛び出して行った--

その西院の駅に久しぶりに降り立ち、その近所を歩いた。当時の、20年以上前の自分は、今のような自分になっていると想像もつかず、ここを歩いていたのだ。
今のようになって、満足か?と訊かれれば、満足だ。恋は叶わなかったが、今は色々な自負を持って、この地に立っているのだと実感した。

あの人、どうしてるんやろね? 元気で居てくれてるのかな?

当時聴いていた、松任谷由実のアルバム「Voyager」。当時既に古いアルバムだったが、今もこのアルバムを聴くと京都の街並みが目に浮かぶ。