こんな「バリア」に出逢ったら... ~両手が必要な動作編~ | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。  
バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリアフリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、
こんな「バリア」に出逢ったら... ~両手が必要な動作編~



先日、YouTube動画で、
「ストリートピアノ」というのを
観入ってしまいました。

待ち合わせ場所や
駅などのちょっとした空間で、
突如「ピアノ演奏」を
ゲリラ的にするといったもので、

またその人の腕が超絶に上手くて、
(TEPPENという番組のチャンピオン)
いろいろな箇所での演奏を
何個か観ちゃいました。
TMネットワークの「GET WILD」なんて
ちょっと感激しちゃいましたね。(^-^)

でもああいう凄いピアノ演奏にしても
僕が昔遊びでやっていた
ギター演奏にしても、
両手が自由に動かせないと、
あそこまでいかないにしろ
あんなように人前で演奏なんて
出来ない訳で...(^-^;


ギター演奏と言えば、

さてこれはポール・マッカートニー(左)の
写真なんですけど、(右はリンゴ・スター)
これ何か気になる箇所はある
と思いませんか?


『え、別に何も...
只のライブ映像のワンシーンでしょ。
あ、近づき過ぎっていうことか...(苦笑)』

そ、それもあるんでしょうけど、(^-^;
それ以外で...

と言っても、
どこもおかしくはないですよね。


じゃあ、ズバリ言いますね。

ギターを少しでも
かじったことがある人なんかは
すぐ分かると思うんですけど、
ポール・マッカートニーのギターの持ち手は
通常の人と逆ですよね。
右手で弦を押さえて左手でストローク...

『あぁ。』

むむ、閃いた!(^-^)

僕もそうなんですけど、
それは左手に強い麻痺がある人に
朗報になるかもしれません。

『そ、そうなん...(苦笑)』

まず麻痺している手って
多少は動く場合がほとんどなので、
麻痺の具合が大きく改善されてこれば、
[現状では想像つきにくいこと
なんでしょうけど...(^-^;]

もしかしてギターとかでも
弾けるかもしれないなと...(^-^)
ストロークだけなら...

そのギターの弦を押さえる手って
そこそこな力が要るんですね。
左手で弦を押さえることは、
左手にけっこうな麻痺があったら
まず出来ないことなんですよね。(^-^;

つまりギター演奏には、
「通常のやり方では片手が麻痺していたら
ギターが弾けない」
というバリアがあるんですね。(T_T)

ですがポール・マッカートニーのような
「左利き用ギター」なら...(^-^)

とは言え左手でピックを持つこと自体
相当の回復が必要なんですが、
とりあえずの目標のひとつで
「ギターを弾く」を目指すのも
有りかもしれません!(^-^)



『ふ~んなるほど。でもそうは言っても
ピックを摘まんだり弦を押さえるってことは
けっこう握力がいるんじゃないの?(^-^;
握力ってそんなに簡単にはつかないだろ?』



・・・



大丈夫!
超非力な非利き手も
徐々に握力をつけられる方法が
あるんです。(^-^)

「利き手交換」という方法で...


普通に生活をしている中では、
「利き手交換」という言葉を
耳にする機会はあまりないんですが、
もし何らかの理由で利き手を
全く使うことが出来なくなったら、
どうするのか...(^-^;

当然字も書けなくなり
箸も使えなくなりますよね。
そういう場面で必要になってくるのが、
利き手交換なんです!(^-^)


要するに「利き手交換」とは、
脳卒中などで半身不随になったり、
交通事故、工場事故などで
腕を切断するなどのケースで、
右利きの方で右手が使えなくなった場合に
左手を利き手として使うことで、


障がいを負っても、
元通りに近い日常生活を送れるよう
練習するということを言います!(^-^)

まぁかなりの忍耐力が
いるようなんですけどね。m(__)m

ちなみに実用手になるまでの期間は、
個人差はありますが、
60歳以上の方でもほぼ3ヶ月程度で
実用的に役立つ状態に達しうると
言われています。

参考までにその際のポイントとしましては、

・1日15~30分以上は行うこと
(1日1回でもいいので、毎日やること!)
・筆圧を一定にすること
・漢字は大きく、かなは小さく書く
・なぞり書き練習をする
・バネつきの箸を使うことで、握力をつける
・根気よく...etc


使えるモノは、どんどん使いましょう!(^-^)

『ほ~』


このように、
「片手が麻痺していたらギターが弾けない」
というバリアの対策には、
利き手交換により麻痺している手を
少しでも動かせるようにして、
その際に必要ならば左利き用ギター
有効になってくるんですが、

この「片手が麻痺していて
思うように動かせない
というバリアにはまた、
ピアノやギター演奏に限らず
様々な両手が必要な動作において、

試されごとという訳じゃないんですけど、

いろいろなモノを使ったり
様々な手段を考えたりということでの、
「思いつき力の↑練習」という側面も
隠されているんです!(^-^)

思いつき力がより向上すれば、
「出来ること」も自動的に増えます。
そしていろいろな経験を味わえることに
繋がります!(^-^)

なので、たかが「片手が麻痺していて
思うように動かせない
されど「片手が麻痺していて
思うように動かせないなんです!(^-^)


『なるほどね』