2月の終わりに
相場雑感 で書いたが、私が心の中で思っていたより実際は
約一ヶ月早く、相場が動き出してしまった。
こんな状況になってからいまさらのように
「日経平均は前回の大底から急転したパターンに似ている」
「前回の反転時も、金融不安は完全には消えていなかった」
などとメディアやアナリストが言い始めた。何をかいわんや、である。
こんな話が出てくるという事は(逆張り的に)そろそろいったん
止まるのかな、などという予想は別として、私が不思議に思って
いるのは、過去に何度も繰り返されてきた、経済ファンダが悪い時の
株価反転パターンの、今回はまさに諸条件が過去よりも強く出揃って
いる状況で、なぜアナリストの誰もが指摘せずに、横並びで
ファンダが悪いから、と同じ予想しか出せないのだろう、という事。
確か前回のITバブル崩壊後の動きも、ドイツの武者氏ぐらいが
その崩壊を予測(過去を知らない人は、彼を曲がり屋と言っているが)
し、あとの無数のアナリストはすべて横並びで同じ予想を繰り返して
いたと思うのだが、たいした説得力もない材料を持ち出しているのに
予想結果がすべて横並びになるというのは不思議でしょうがない。
もしかすると、かつての日本のバブル崩壊後の動きのように、壊れて
いく経済に忠実に株価が反映している動きが記憶に残っているの
かなとも思うが、あの時は、日本だけが相対的に壊れて行き、しかも
対策は効力のなさそうなものを小出しにして、最大勢力の外国勢を
敵に回したからこそ発生した「現象」であって、今回のように、世界が
(各論は別として)協調して、かつてない金融緩和、雇用対策、株価
対策を行っているのとは全く状況が違う。これで金融相場が
訪れない方が不思議だし、実際、債券、金、原油と来ていたのに、
(別に大勢とは言わないが)なぜ、アナリストの予想が5分5分ぐらいに
ならないのか、(今に始まったことではないが)理解に苦しむ。
もう、実需の売りはない。逃げていたお金はどこかにまた入れるしか
ない、この状況でまた日経が7000円を割って底抜けるのは、
収まると思っていた金融不安がやっぱり収まらずに、潰れないはずの
銀行がいくつかブッ潰れたときだけである。GMが計画倒産したぐらいでは
もはや世界の金融市場は揺らぎもしない。
もう一回、ヒヤッとする場面が来るならそこで勝負したいが、私としては
今の状況はやりにくいので、むしろ、今持っている銘柄のいくつかを
整理して、しばらくはオプションの方に注力しようかと思っている。
こういう相場では、新興は厳しいのだ。
持株 SMS売り 今週、いくつか売る予定。