いやー、ものすごい一日だった。
昨日、魚市場が、とか書いていたのはもちろん釣り上げた
獲物をさばいている光景だったのですが、今日はほいみんが
あれを釣りに行く日です。実は、今回の旅行の一番の楽しみは
今日なのでした。
ほいみんは昔「つり情報」という雑誌でAPCをやっていて、
船釣りの取材記事をいろいろ書いてました。表紙になった
こともあるんですよ (゚д゚)
自分で車を運転できないので、いろいろ制約が多くて、今では
まったくやっていませんけど、それでもセミプロなので、
今回は超久しぶりに、日本では絶対できない釣りにチャレンジ
してみました。
今回の獲物はハリバット。日本ではヒラメとかオヒョウとか
言いますが、オヒョウってカレイなので、目の位置が違う
んですよね。で、昨日の写真を見てみると、目がどうやら
右側についている。ということはヒラメじゃなくてどうやら
オヒョウらしい。ならばなおさら日本ではお目にかかれない
(関東には生息していないし、個体数が非常に少ない)
ものなので、釣ってやらなきゃなりませんね (゚д゚)
朝は6時15分に集合。24時間明るいので朝も夜もない
ですけどね。港の目の前に宿を確保したので、お店までは
3分です。日本の船宿と違って、場所確保のために前の日
から行くとか必要ありません(って、この時点ではよく
わかってなかったけど)
オーロラチャーターズというお店でチェックインして、
今日の船はBの27だよと言われ、桟橋に行きます。
おお これか (・∀・)
ノーティーガール
いたずらな女の子か。意味深 (・∀・)
7時前には6人の釣り人を乗せて出港。この船はチャーター
ではなく乗り合いで、観光客がメインなので、釣りをした
ことが無いか、軽い趣味程度の方が多いみたいです。
今日もきれいに晴れてくれました。とても寒いですけど、
雪山に朝日が当たってとてもきれい。
これを見る限りでは、ルアー系の仕掛けなのかな、と思って
いったいどんな釣り方なのだろう?と興味津々。
竿、仕掛け、すべて船で用意されてます。持ってくるのは
でっかなクーラーボックスだけでOKで、自分でいろいろ
備品や道具を揃えたければ、港の前のでっかなショップで
食べ物、仕掛け、道具、衣類、チャーター予約まですべて
揃います。
サーモンは港から近いのですが、ハリバットは航程2時間
ぐらいのところ。波は全く無いですが、高速なのでガツン
ガツン揺れます。
針もでかっ (゚д゚) てかちゃんと刺さるのかこれ。
ハリス(針にくっつく糸)は、糸じゃなくてぶっといゴム
クッションでした。道糸は新素材と呼ばれる、強力な糸。
どうやら擬似餌は別の魚の仕掛けで、ハリバットはニシンの
切り身?のようです。
オモリも見たことないようなので笑っちゃいました。
ポイントについたら、一つずつキャプテンが仕掛けに餌を
つけてくれます。で、教わったように、底に付いたら
オモリが底を叩くぐらいにして待つだけです。
で、ほいみんも始めようかな、と仕掛けをもらおうとしたら、
おっと、という感じで、キャプテンが別の餌をつけ始めた。
身欠きサケの一匹付けw
これ、いったい何が食うんだよー、クマでも釣るのかよー、
みたいに半信半疑で仕掛けを投入。深さは60メートル位。
リールはもちろん完全手動なので、糸を出したり止めたり
するのも自分でやってあげなきゃいけません。
さて、全員投入完了、と思ったら、もうとなりのおばさんに
アタリが来た!
当たりがあったら竿受けからはずして、オモリを底につけて
待てと指示があったのですが、そんなのお構いなしに、
一気に持っていかれました。
おばさんは旦那さんに連れられて、今回が釣りの初体験。
でも経験関係ないですね。てか、誰がどの竿の監視をする、
というぐらいで、誰の竿は誰の獲物、とかあまり細かく
決まってません。チームで楽しむフィッシングですから。
この仕掛けで手動でリールを巻くのは大変。しかも、形を
想像すればお分かりでしょうけど、ハリバットって水圧が
物凄いんです。例えれば、水に濡れた座布団みたいな感じ。
その座布団が泳いで抵抗するんですから (゚д゚)
上がってきたのは1メートルほどのハリバット。もうこれ
だけで日本では超大物、というか、一生かかっても釣れない
クラスなんですが、いともあっさりと釣れちゃいました。
スゲー、スゲーよアラスカ (゚д゚)
おばさんもシャケ餌でしたけど、あんなの食うんだー。
余談ですが、日本でこの手の魚を釣るときの鉄則は、潮上に
座席を確保することなんです。何故なら、こういう魚は
餌をみたら真っ先に食らい付いてくるので、最初に餌が
見える場所が絶対に有利。今日はこのおばさんが潮上なんです。
このおばさん、浮いてるくらげ見てジェリージェリー大騒ぎ
するほどの初心者なんですけどねw
とはいえアンカー(錨を)入れて、ある程度船を固定して
ますからそれほどでもないと思ってたんですけど、この
おばさんの竿(途中で皆で回して使いましたけど)ばっかり
当たってました。
ほいみんは根がかりしたりでいいとこなし。かもめにも
呆れられてる感じ。
周りに船はいません。たくさんいいポイントがあるん
だろうなー。
なんてボーっとしていると、またもおばさんの竿に、今度は
どうやら超大物がかかったっぽい!またシャケ餌だ!
キャプテンが叫びまわって、皆の仕掛けを上げさせたり、
船の底に回らないように引っ張ったり、慌しく動きます。
おばさんだけでは無理なのでたまに助けたり、ロッドを
体に支える道具を持ってきたり。
ハリバットがやっと水面に上がってくる。
でかーーーーーーーーーーーーーーい!
なんと、ギャフ(魚を引っ掛けて上げるでっかな鈎針)を
かけた瞬間、ギャフが折れてしまった。思ったよりもずっと
大きかったみたいです。
そしたら、こんどはキャプテンがなにやら操縦席から銃を
持ってきて、旦那さんに渡しましたw
そうか、超大物が釣れた時はこうやって祝うのか (・∀・)
さすがにアメリカだなーと思ってほいみんはワクワクして
見てました。
やっとまたハリバットが上がってきた。
と、その瞬間、キャプテンは旦那から銃を受け取って、
バーーーーーーン!
ハリバットは撃ち殺されますたwww
なんつー国だよアメリカってのはw
ほいみん、まさか実弾だと思ってなかったので、
銃の近くで音を聞いちゃって、しばらく何にも聞こえなく
なっちゃいました。
釣れたハリバットは125センチ。約95ポンド。
半端じゃないなー・・・・・
てな感じで、ぽつぽつと、しかし強烈なインパクトで
左舷は順調に釣れてます。右舷のほいみんは、たまに当たり
あるけど、糸を張ってしまって逃げたりで午前中はゼロ。
実は、右舷は、結構な釣り好きが集まってたらしいのですが、
なんか、殺気が出てると魚って釣れないんですよね。これは
都市伝説じゃなくて本当に釣れない。理由は長くなるので
書きませんけど。
まあ、なんとなく、このままじゃ終わらないような気も
するので、殺気は出てても焦ってはいません。おばさんは
もういいって言ってるので、順番にファイトできるし。
とりあえずトイレに入って、いったん殺気をクリアーしよう
と思ったら、流し方がわからなくて、トイレでも悪戦苦闘。
小ですけど、そのまま放置できないしなーと、悩んでたら、
余りに遅くて、(゚Д゚)ゴルァ!! とトイレを何度も足で蹴り
上げられてしまいましたw
はぃはぃはぃ、と出てきたら、なんと、ほいみんの竿に
ヒットしてて呼ばれてた! (・∀・)
やっぱ殺気か!(・∀・)
キャプテンから竿を受け取ってキリキリ巻くこと
60ー80m位。ほんとにこの魚は重いし、形の割りに
良く引くんですよー。
もう最後は手が痺れて動かなくなった頃に、やっと浮いて
来ました。レギュラーサイズだけど、これでも日本では
超大物と言える1メートル近いサイズのハリバット!
みんな、私が写真を撮りまくってたの見てたから
「ホイミン ピクチャー!」って言ってくれて撮ってくれ
ました。ほんとはメチャ暴れるから、こんなことしないで
すぐに船底のイケスみたいなとこに突っ込んじゃうんです
けど。しかし皆、一度しか挨拶してないのに、名前ちゃんと
覚えてるんですよね。びっくりだ。
まあこれで目的も達成できたし、天気もいいし、言うこと
ないなーと思って、あとは掛かったら、まだやりとりして
無い人に譲ろうかなと思って景色を楽しんでました。
たまにツノメドリだったか、ひょうきんな色形の鳥も
飛んでたり、氷河も見えるし飽きることがありません。
キャプテンは、ずーーーーっとアドバイスしてくれたり、
いろんな面白い話をしてくれます。もっと英語がわかれば
本当に楽しいだろうなーと思います。
シャチが突然にゅおおおおおおと背中を出してきたりして
みんなびっくりしてたその時、またあのおばさんの竿に
超大物が!
今度はフッキングさせた後、まだやりとりしていない
旦那さんにバトンタッチ。
今度のもでか!なんかすげーなーと思う間もなく、
船長は今回はためらわず銃をセット!www
あっちこっち走りまわってみんなの仕掛けも絡めてすごい
ことになってるけど、ぶっとい仕掛けなので大丈夫。
上がって来たのはさらにデカイ (;゚∀゚)=3
キャプテンが銃をぶっ放す! カチッ!
あれ・・・?(・∀・) 空砲だ。
「オーマイガーーーーッ!」
叫びながら次の弾を持ってきて充填する。
バキューーーーーーーーン!!!
だめだ まだ元気がいい (・∀・)
キャプテン、また弾を持ってきてw
バキュバキューーーーン!!!
ん・・・・少しおとなしくなった。
やっぱでけえええええええええええwww
銃をぶっ放す理由もわかりますよ。これ元気なままだったら、
跳ねたら人が海におっこっちゃうし、そうならなくても、
ギャフが飛び跳ねて人に刺さるぐらいの事にはなります。
玉網で掬うなんて絶対に無理です。
なんとか流し込んでフタをします。これが1.5mの
ハリバットでしたwww
こいつ、仕舞ってからも凄いんです。ドカーン、ドカーンと
鉄製のフタを跳ね上げるんで、危なくてしょうがない。
これ一人で持ち上げるのは結構きついシロモノなんですけど。
そんな感じで、3時半までに、もう1発、銃をぶっ放しましたw
ほいみんも1mクラスをもう一枚釣りましたよ。暴れて
危ないので写真は撮りませんでしたけど。
帰りは、もうみんな大満足で握手をして帰港しました。
釣果は全部で11枚。前日はその倍以上釣れたみたい
ですけど、ここまで超大物はいなかったみたいだし、
みんな十分楽しんでましたからパーフェクトです。
獲物はリアカーに乗せて、例の所でキャプテンがさばいて
くれてみんなで分けます。いちおう、誰が釣ったのは、ここに
2本ナイフを入れて・・・みたいな区別はしています。
でもほいみんは
「I don't take it.」
と丁重にお断りして他の人に差し上げました。
「Don't you wanna eat?」と何度も聞かれましたけど、
こんなん持って帰れんわ。
昨日吊るした場所に持っていって、計量します。今日は
我々の船が特別に大物が凄かったようで、すごい人だかり。
みんな順番に写真を撮ってます。
最後に、チームで写真を、ということで集まっていた皆の
視線を気持ちよく感じながら写ってきました。
今日は本当に楽しかった。可能ならまた来年の夏に来たい
です。ホームシックにならないような旅程にして、
奥さんと、できれば他の仲間も一緒に来たいですね。
釣り以外にもいろいろ楽しめるし、病気出ないですしw
今日はアラスカに来て、最高の一日でした。
明日は朝から夕方までアクティビティで、そのまますぐに
列車に飛び乗ってアンカレジに帰ります。
着くのが10時過ぎなので、更新は明後日、最終日になると
思います。

























