3月のIPOは全部で13。分析することが目的ではないので、
簡単に振るいをかければ、除外対象として
地方市場、不動産、2月の公募割れ系
これで残り8になる(もちろん、この条件はいつも同じという
わけではない)。
ここからさらに、バイオと地味系を除外する。
バイオは余りの人気のなさ故に、去年末の銘柄のように、
値ごろ感から逆行する場合がないわけではないが、少なくとも
初値から期待を持って見るような銘柄ではないので除外する。
(ただし、最近バイオ復活の兆しがあるので、これまでと違って
板も見ないような存在にはしない)
これで残り5。同じやり方を2月の銘柄にやると、この時点で
Aクラス1のBクラス2ぐらいになってしまうので、3月は、
やはり少ないながらも少しは「まとも」と言える。
残った銘柄の中から、何が抜け出すのか、ずっこけるのかは
わからない。それは今のIPO不調下で出来高が全く増えてこない
状況では、最終的に値動きを支配するのが、一時的な外部要因で
変動する資金だからだ。(そういう意味で、脱落銘柄の中から
意外高を演じる銘柄が出てくる可能性は排除できない)
ともかく、5銘柄の「性格」を自分なりに考えて対応を考える
ネットイヤーグループ
1株単位、低株価、VC多し、ネットベンチャー
デイトレーダー、ディーラー含めての乱戦か。株価水準が低すぎる
ので、セカンダリで買い持ちするのが難しい(初値が妥当値を大きく
オーバーシュートするから)。
この条件だと、私のスタンスでは手が出ないのだが、注意点は
ロックアップがかかっているVCが意外と多いというのと、人気化する
3月最初のIPOということ。その点で無視は出来ない。
エス・エム・エス
品薄、急成長、類似企業と少し異なった業態ということで人気化は
必至だろう。初値水準がオーバーシュートする可能性が高いので、
なんとか公募だけでも確保したいところ。この手の銘柄は、まともな
環境でスタートするとセカンダリのうまみはなく、デイトレーダーの
主戦場となってしまう可能性も高く、逆に、高く始まり過ぎて品薄で
売り物が無くなって結果人気がなくなるという意外な展開もあるので、
決め打ちせずに機敏に立ち回る必要があるか。
アクセルマーク
業種よし、業績よし、公募数も適度に多く、少し前ならここに資金が
集中する可能性もあった。セプテーニの子会社という点がどう
判断されるのか難しい(ポジティブには判断されないような気もする)
公募の数が割合多いので、それが「鍵」。前後に有力IPOがあるので、
セカンダリ派には有利に働く可能性もある
ビリングシステム
業種業態は最高によし、業績も非常によし、公募が少ない、これが
そこそこの初値で買えればいいのだろうが、当然そうは行かない。
ここでセカンダリで儲けようとするなら、IPOが3,4月にそれなりに
大きな相場を作る、と思って目をつぶって買う必要がある。
むしろ、ここに目を奪われて、「次点」が大化け、それを期待したほうが
いいかもしれない、という考えを心の片隅に置いている。
おそらく公募も取れそうも無いので、見ていて「心に悪い」銘柄か。
しかし欲しい。
テックファーム
業態はまあまあ(名前ほど魅力的ではない)、業績も悪くない、公募も
適当に多くて、人気化しそうな銘柄の中ではすべてに中途半端な
感じのするIPO。他の4つよりも上場時期が遅いので、それまでに
発表されてくる4月IPOの内容や、3月IPOの動きを見てから考えれば
良いと思っている。
時期要因として、どん底で上場してくる可能性が少しあるので、その
場合は買い向かって大きく取れる目が出てくる。そういう意味では
チェックが必要。
ざっと5つだけに絞って見ているが、企業分析をいくらしたところで、
セカンダリの命運を握るのは地合と初値、個別を見る理由は、
ポテンシャルの確認、と割り切るべし。
どうしょうもない状況が再現して、カルナバイオあたりがありえないような
相場を形成する、そんなどんでん返しもまた一興。