よく見りゃあまりに酷い | ほいみんの のんびり日記

ほいみんの のんびり日記

人生は旅である。誰もが言っているつまらない言葉だけど
本当なんだからしょうがない。

IPO系全体を真剣に見ることがなかったので

改めて見てみたら、こりゃあすでに完全崩壊に

近い状況ですね。


ネプロやクオール、アスキーみたいなのしか見てなかったので、

まだまだ高すぎるから急落暴落があと何回か来るんだろう、

なんて思っていましたが、

ラクーン122万、ファンコミ37万、MK46万・・・比較コム68万

うーん・・・


ウルは公募割れてるのか・・・やっぱ公募の時点であまりに

高いと思っていたのは間違いではなかったのか・・・?

ドリコムも217万・・・もはや、新興プレミアムを剥がして

まともなPERで判断しよう、という動きなのでしょうか。

だとすると、DDSの145万、テクノマセの142万、こんなのは

まだまだ高すぎるという事ですか?


・・・いや、何とも・・・


個別に見れば、新興でも好業績銘柄はそろそろ動かなくなって

きています。ただ、その「動かない」が反発のきっかけにならずに

見切売りを誘う状況では反発しないでしょうけど。

とは言え、ここまで突っ込めば、急なリバウンドはあっても

不思議ではありません。「皆が一斉に戻りを売ってくる」その

戦いに勝てるなら。

つまり、


・ ここが底だ、と思って間違うと思い切り突っ込んで損切り

・ 急激に切り返して「やっと買える」と言うところで一拍遅れて

  買うと戻り売りで逃げ遅れ


このリスクを冒して、


・ 予想つかないリバウンド開始の底で買って、戻り売りと損切りで

  一瞬で暴落する前に売り抜ける

この芸当が必要になります。


これ、儲けても全然偉くないですね。だめっすよ。


今まで適当な業績予測や資産の計上が許されていたのが突然×に

なった影響も大きく、これでは何をきっかけに反転(あくまでもトレンド

転換)してくれるのか見当もつきません。


頼みの日経はこの調子ですし、もうすぐ買取機構の株の放出も

始まるし、税金も倍になる、ちょっと暗いですね・・・


ただ、IPO系に限って言えば、チャンスは割合短いサイクルで

やってきます。これからも間違いなく。


なぜか。IPOはそのつどそのつど「新規」だから。

市場のマインド、資金量に応じて、スタート地点が変更になるから。


今は、価格形成が新興崩壊前の「基準」ですから厳しいですが、

完全に資金が細れば、スタート地点が変更になる。

つまり、その「スタート地点」がその時の市場環境に

中立でさえあれば、株価の動きは(過去の影響が全くありませんから)

その後のマインド、需給の方向性だけの問題になります。

見方を少し変えると、IPO市場は連続性がないと言えます。


それが分かってれば、もっと簡単に去年、今年のIPO相場を

取れたんじゃないの?と思うのですが、「減らせないお金」だと

正直なかなか弱い地合いでは買えない。しかし、「それなりの」人は、

簡単に儲けられたのももっともな所です。


かなり前に書きましたが、新興の公募価格、初値、セカンダリの関係

には型に嵌ったような移行性があります。

その移行性を崩してしまったのが、暴力的なまでの過剰流動性と、

企業の業績や業容を理解できない、見ようとしない人たちの

新興参入だったわけですが、さすがにここまで来ると、

そろそろ元の流れが復活する可能性が出てきました。


そうなれば割合簡単に儲けられるのですが、果たしてどうなる

でしょうか。ほいみん的には、いまさら大金突っ込めないので、

じっくり、もう少し「ぶっ壊れ」て、ぺんぺん草も生えないぐらい

にまでなってからの方が、気持ち的にはスッキリします(藁


ネット系の公募価格が仮条件の上限にならなかったり、

不人気企業が上場中止になるようなことがあれば、それは

一つのサインです。ただ、何度も書いてますが、いくら減少した

と言っても、今の個人投資家の資金量は昔とは比べ物にならない

ので、そこまで行くかどうかは分かりません。


今年の11月、12月始めあたり、あるいは9月あたりにそういった

現象がもし起これば、それは腰を据えなおして「勝負の世界」に

戻ることも考えます。

今は傍観者です。例えここから市場が復活して利益が出ても

「たまたま環境に助けられた」だけでしょうからね。