埼玉県飯能市の山奥にある竹寺。正式名称は医王山薬寿院八王子で、山岳信仰の道場として知られている。ここにはインド祇園精舎の守護神である牛頭天王を祀ってある。
ここを友人と二人でお参りしたときに不思議な現象が起きた。
本殿を前にそれぞれ記念の写真を撮り、次に個々で祈念している後ろ姿を撮ったときのことだった。先の写真は普通だったのだが、後の写真にはオーブが写っていたのである。
撮った位置も時刻も同じなのに、なぜか祈念中にだけ写り込んでいるのだ。しかも、二人ともにだ。ということは、これは偶然ではない! 祈念したとたんにオーブが出現したということだ。
正直ぞっとした……。変なことが起きなければいいが……と。
↑普通に撮れた記念写真。しかし祈念を始めると…↓
その後、友人と私は仕事上でつまづきが生じ始めた。友人は職場のトラブルが頻発し、私は仕事の依頼が減ってきた。
ひょっとして、竹寺のオーブが関係しているのか? オーブ写真はこれまでに何十枚と撮れており、どこででも写る浮遊霊だからと気にしていなかった。しかし、竹寺の場合は写ったタイミングがタイミングだっただけに妙な不安が頭をよぎったのである。
こうなったら専門家である霊能力者に鑑定してもらうしかない。
結果、関係もなければ問題もなかった。オーブの色がオレンジや黒だった場合や顔が出ている場合はヤバい。しかし、今回は一般的な白だったので問題ないとのことだった。仕事上における不調は単なる偶然だったのである。
では、なぜ祈念中にだけ写るのか? そこがどうしても引っかかる摩訶不思議現象。
だが、説明されて納得がいった。祈ると向こう側の扉が開くのだという。祈ることによって、そこに居る神様や精霊とつながる空間ができるのである。つまり向こう側の世界とつながったということなのだ。だから祈念中にオーブが飛び交っていたのである。つまり、自分の願いが向こう側に通じたという確かな証拠とも言えるわけだ。
それはお参りという行為が、本当に意義のあるものだということを教えてくれた!
バリ島は神様の国という。その森の中で祈って写真を撮ると全体がオーブに囲まれるそうだ。ここで祈ることによって向こうの世界とつながるからオーブが写りやすい。それが神の国と呼ばれる所以らしい。だからオーブがすべて悪いモノではないのだ。
オーブの中でもオレンジの中に顔があったり、真っ黒だったりすると怨念のあるものなので要注意。白くてもそこに顔があったら死んだ人の霊……つまり地縛霊だ。
逆にすごく良いのは虹色だったり、白の中に文様が入っているもの。
夜はオーブが写りやすい。夜に彷徨っているモノが寄ってくるからだ。暗くなってから写ったオーブは良くないのですぐに処分した方がいいらしい。日中に写ったものはまだ無難で、良いモノは夜に動かないとのこと。
夜に撮れてしまうとついてこられる可能性がある。不安だったら部屋の中を撮ってみるといい。ついてきたのなら写っているので……。
それにしても勉強になった。オーブは単なる心霊現象ではない。祈ることによって向こう側の扉が開いてつながったことの証、つまり精霊であるということが分かった。
「祈ることによって開く」……真剣な気持ちで神社仏閣をお参りしましょう。
竹林が美しい竹寺








