地方レストランの仕切りたがり婆ちゃん |  ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 地方の観光地へ取材で行った時のこと。土産物屋を兼ねているレストランに入ったのだが、そこで働いているのは大抵が近所にいるパートのおばちゃん。接客の仕方が大衆食堂風だし、私服にエプロン姿。まぁ、珍しくはない。私の母も田舎にいた頃は、そんな格好で観光レストランの手伝いをしていたからだ。

 

 

 その店の中でやたら大声で仕切っている一人の婆ちゃんがいた。自ら働きながら従業員にもあれこれ口うるさく指示している。いかにもワンマン店主かオーナーの奥さんといった感じ。これもまた地方のレストランらしいあるあるの光景。

 

 

 だが、その婆ちゃん、客にもいろいろ言い過ぎる。

 ガラスケース内の食品サンプルを見ている客に「ここにあるものは何でも食べられるよ」…って当たり前でしょ。

 店の名物であるゴボウ麺を注文する若い娘に「美容と健康にいいからねぇ。ますますきれいになるよ」と大絶賛。

 一方で、名物以外のメニューを注文する客には「はっ?チャーハン?いいの?」と怪訝そうな顔をする。だったらメニューとして出すなっつーの。でもまぁ、なんとも正直な婆ちゃんだこと。客からすればイヤだけど。

[編集後記]

 このレストランは『モーニングショー』で取材を受けたとのこと。出たがりそうなこの婆ちゃんが受け答えしたのかなぁ。どんな感じだったのかちょっと気になった。