男だけに課せられた悪魔の契約 ~容姿重視か性欲維持か?~ |  ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 ED治療薬のバイアグラが出た時、勃起不全の改善ではなく、勃起維持のために使う輩が多く誕生した。当然ながらEDでなければ医師の処方箋が出ないので、H目的のための個人輸入が流行りまくったものだ。

 

 

 その当時、仲間内でも30代なのに使っているA氏がいて、も体験を勧められたことがある。その時は薬に頼りたくなかったのでお断りしたが、正常に勃起する者が使うとどうなるのかは知りたかったので、感想だけは聞いてみた。

 A氏が言うには、一回出しても萎まないとのこと。ずっと硬いままなので、何度でも挿入行為ができたという。ただし、度目の射精ができなかったらしい。女を喜ばすことができても、射精による快感を得られなかったのはイマイチとのことだった。

 もっとも個人差があるので、何度でも出せる人は出せるだろう…。

 そのバイアグラと真逆の効果を発揮するのが、発毛促進薬のプロペシアを代表とするAGA治療薬だ。薄毛→ハゲというのは、ほとんどの男にとって避けて通れない道。だが、プロペシアはハゲへの最高の防御策となる頼もしい味方だ。しかし、その引き換えとして、勃起困難、性欲減退、精液量の減少などの副作用があるという。

 

 

 学生の頃から薄毛の兆候があったB氏は20代後半から飲み始めた。しかし、若いこともあってか、勃起不全にはならず子供にも恵まれた。

 薄毛の兆候はいったん収まっていたが、40前に服用をやめてからは一気に加速。奥さんからは「ジジィくさい」と言われ性交渉を拒否されている。

 

 

 50代のC氏は頭頂部が怪しくなってきたのを機に飲み始めた。効果は半年後に現れ始め、抜け毛が少なくなり、細かった毛が太くなり始めたという。一方懸念された副作用だが、50代でも夫婦生活が現役のC氏は週1のお勤めを欠かさない。なので未だ勃起不全にはなっていない。性欲はあったりなかったりの繰り返しだと言うが、年齢的に衰えてくるのが普通なので、これは副作用とは言えない。

 しかし、明確に表れてきたのは精液量の減少だった。いつもなら射精した時に満足していたのだが、完全に出し切った感じがしないというのだ。7割方しか出ていないような感じがし、3割が残尿感みたいに残っているような感じがするらしい。だからと言って目で残りが出てくるというわけでもない。だから、いつも中途半端な射精感で、Hに対する面白味が減りつつあった。C氏は「こうして性欲がなくなりインポになっていくのかなぁ」と今後を悲観してい

 

 

 実際AGA治療薬は精子を殺す。殺されているから射精量が減る。

 初オナニーから“自分の絶頂を味わう射出感覚”を身につけていたC氏からすれば、“出し切れていないという中途半端な感覚による苦痛”は想像に難くない。

 ハゲを抑えるにはAGA治療薬を飲まなければならない。しかし、飲めばおちんちんはただの排泄器官に成り下がってしまう。C氏はH好きのイケオジなので悩んでいた。

「髪を取るか精力を取るか、まさに究極の選択だ」と。

 C氏が見た目を気にしない性格もしくは不細工さんなら究極にはならなかったはず。神様は意地悪だ。

 また、ある人は「まるで悪魔の契約みたいだ」と言っていた。まさしくその通り…。

 

 

 AGA治療薬を飲みつつ、ヤル時にはバイアグラを飲むという手もある。併用しても問題はないそうだ。しかし、当日の勃起不全は解決できても、性欲減退精液量の減少はどうにもできない。

究極の選択」によ「悪魔の契約」にせよ、どちらも言い得て妙だ。

                 

 

[編集後記]

 出し切れないことの不快感は、女性・若い男性・中年以降の薬を服用していない者には永遠に理解できない苦しみだという。