飲食業界は、緊急事態宣言により客が入らず苦境に立たされているが、その影響は食材を提供する側にも影響が出ている。高価なフグやマグロ、さらには高級な牛も屠殺された後の行き場を失い、市場では叩き売りの状態になっている。そのため、普段は高級な物を簡単に口にできない庶民のもとに入りやすくなっているという。
その恩恵を受けているものの一つに学校給食がある。
これは学校で給食の調理師をしている人から聞いた裏話。
都内の某小学校では、余ったA5ランクの牛肉を安く購入し学校給食に出していた。さすがに普段使っている業務用の肉とは比較にならず、時間が経っても硬くならずに軟らかく、当然ながら味も格別。そのため児童は誰一人として珍しく残さなかったという。好き嫌いのある舌が肥えていないお子ちゃまでもA5ランクの美味さは分かるのだ。
調理師たちもそのおこぼれを昼食で堪能することができ満足したというが、特に喜んでいたのは学校の先生たちだったという。…だろうねぇ。
そのうちフグやカニなんかも出てくるのかな。
[編集後記]
給食費を払わない児童がいるらしいが、そんな子でもA5ランクを食べられるってことだ。大人げないと言われても、なんか釈然としない…。