「本当に良い物は世の中に出回らない」…という噂② |  ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

<健康補助食品の研究者から聞いた話>

 これは美容食品や健康補助食品などのサプリメントにいえることだが、似たような商品が多く出回っていることは既にご存知だと思う。それらを比べてみると、成分は同じなのに値段だけがマチマチだ。発売元や商品名が違うのだから仕方ないことではあるが…。

 

 しかし、商品によっては成分が全く同じにも関わらず効果に大きな差が生じる物もある。それはどういうことか?

 実は、類似品が多いというのは、どこかに初めてオリジナル商品を開発したメーカーが存在している場合があるのだ。そこが、他のメーカーに自分の商品のレシピを渡して類似品を作らせているのである。今では、このような話は珍しくもなく、多くの消費者が知っていることだと思われるが。(注:全部のメーカーや商品そうしているわけではない)

 会社間の取引きは、レシピを高額で売るという場合もあるだろうし、ロイヤルティをもらうという場合もあるだろう。その内容はマチマチだ。

 どちらにしても元を辿れば開発したメーカーがあるということだが、実はオリジナル商品とその他の類似品は成分が若干違っている。それは、開発元が他のメーカーに製造方法を教える際、配合を変えて純度80%にしか達しないレシピを渡しているからだ。

 

 しかし、数多くの市販されている物の中には確実に純度100%のオリジナル商品があるということになる。運良くその商品を使っている人は得だが、そうでない人は損をしているということになり面白くない。

 

 また、レシピを渡しても製造手順を教えないこともある。料理と一緒で、製造する順番が違うと出来上がった成分が違うものになるからだ。

 

 ところで、同じ成分表示の商品でも大手のメーカーから高い値段で出ている物と無名のメーカーから出ている物があったら、あなたはどれを選ぶだろうか? たいていの人は少々高くてもブランドを重視して信頼性のありそうな大手メーカーの物を選ぶだろう。

 しかし、実際は無名のメーカーが開発元で、大手のメーカーにレシピを渡しているということあるのだ。考えなくともすぐに分かるだろう。そもそも大手が、無名メーカーにわざわざレシピを渡すと思う? 無名メーカーが勝手に真似して作ったのならまだしも…。

 

 ルートの実情を知らない一般消費者が、純度100%の物を手にするか、80%の物を手にするかは運次第ということになる。

 

 

<入手できない良い物>

 良い物なのに出回らないこともある。例えば、毛生え薬と癌の特効薬だ。これはあくまでも間接的に聞いた話なので確証がないのだが…。

 

 実は、毛生え薬に関してはある研究者が既に開発済みで、被験者による実験も成果が出ているらしいのだ。しかし、研究者が所属しているのは個人経営の弱小会社ゆえ、メンツをつぶされることになる大手が圧力をかけて出させてくれないのだという。

 どのような圧力かは話してくれないので、話の信憑性に微妙なところあるのだが…。しかし、研究者としては実績のある人なのでハッタリをかましているとも思えない。

 

 

 また、ある有名人の父親が癌になった時、その人は顔の広さから癌の特効薬の情報を入手し、有力者を通じてアメリカからそれを購入したのだという。もちろん日本では売られていない代物だ。アメリカでも公に売られている物かどうかは分からない。しかも、かなりの高額だという。しかし、その父親は薬を飲んだ途端、癌細胞が消えたというのだ。

 その人はしみじみ言っていた。「金さえ出せば何でも手に入る!」と。

[編集後記]

 例えば、初期のファミレスの手作業による皿洗いなどは、かなりいい加減に洗われていたという話をバイト従業員から聞いたことがある。噂には聞いていたが、現場の人間から直接聞くまでは信じていなかった。知らない方が良かったという話は世の中に多い。