元監察医の上野正彦先生の本に多く携わっている。おかげで本には載せられない際どい話を多く聞かせてもらっている。
ある時、取材の中で水死体の話になり、沈んだ死体もやがては腐敗ガスで水面に浮上してくると教えられた。いったいどれだけ膨らむのか我々一般人には想像がつかない。すると先生は、腐敗ガスでパンパンに腫れあがった一枚の死体写真を見せてくれた。
解剖台の上に仰向けになった状態で、それを真横から撮った写真だ。とにかくお腹が妊婦の倍以上に膨れ上がっていた。まるで小錦状態!
そのお腹の下にはダイコンとバレーボールみたいにプク~と大きく膨らんでいるものがあった。どう見ても、それは男のポ○チンとキ○タマに違いない。それにしてもなぜ袋はこれほどまでに膨らむのだろう?
疑問に思ったので先生に聞いてみた。
実は、キ○タマの皮は薄いので風船みたいに大きく膨らむというのである。なるほど、確かに風呂に入った状態の時に見ればよく分かるが、睾丸以外は何も入っていないのが実感できるので納得がいく。その状態の時に針を刺したら簡単に割れるそうだ。タマタマの破裂なんて、男からしたらおぞましい光景だが…。
「イカくさいニオイがするんですか?」と聞いたところ、「魚の腐ったようなニオイだ」と真顔で返された。そりゃそうだ…腐敗ガスなんだから。
ちなみに頭は固い頭蓋骨に囲まれているので、さほど膨らまないそうだ。
また、オッパイはAカップの人がGカップになるのかと思ったが、乳腺の集まりなので変わらないとのことだった。