歯科の話 ~その5・安いインプラントの秘密~ |  ライター稼業オフレコトーク

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ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 歯磨きのたびに出血するので、近所の歯科医院に行ったところ、抜歯してインプラントにするしかないと言われた。ブリッジで何とかなるかと思っていたのだが、インプラントか入れ歯にするしか手の施しようがないとのことだった。しかし、インプラントは高すぎるし、入れ歯だけは絶対したくない。

 一人の歯科医の見解では信用できないので、今度は仕事場近くの歯科医院に行ってみた。やはり同じ意見だったので、半ばインプラントにするしかないと諦めた。しかし、1本40万もする。私の場合、対象歯が2本だから80万もする。高い…高すぎる!

 

 

 少しでも安い所はないかとネットで探してみた。すると10万円台というのが見つかった。いったいこの差は何なんだ? 何が違うんだ? そこで、大学の歯学部で講師をしている知り合いの歯科医に聞いてみた。

 やはり裏があった。結局なんだかんだといろいろな金額が重なって、最終的には相場の値段になるそうだ。それでも安い所というのは、日本の歯科技工士ではなく、中国で素人が作っている物を取り扱っているらしい。また、意外なことにインプラントにも消費期限があり、間近に迫ったものは安くなるとのことだった。なるほど、そういうからくりだったのかぁ。

 ちなみに、ギリギリどこまで安くできるのかを試算してもらったところ、大サービスで-6~7万が限界だった。それ以上は採算が取れないそうだ。

 

 インプラントをやるかどうかについて、私は凄く悩みに悩んだ。若ければ借金してでも迷わずにやるだろう。しかし、もう若くはないし、いつ疫病で死ぬか突然死するかも分からないので、80万も使う必要はないと考えた。そのぶん旅行などで使い果たした方が後悔しないと思った。

 そんなことを口にしたら、歯科医は「男性はいつも渋る傾向にある」と教えられた。逆に、女性は決断が早いそうだ。やはり、審美を気にするし、食べることに幸せを感じるかららしい。 

 インプラントをやりたがっている主婦は多いのだが、高額ゆえに旦那の理解がなかなか得られず、諦めている人も多いという。本当にインプラントの必要性に迫られているのなら、そして本当に奥さんのことが大切なら、旦那は理解してやらせてあげるべきである。

 

 

 近年また注目を集め出したインプラントだが、2012年1月に『クローズアップ現代』で問題視されてから一時低迷したことがある。しかし、その後の反省で今は技術が向上しているので安心だそうだ。ただし、未だにNHKはインプラントを否定する立場にあるという。

 

[編集後記]

  NHKだからと言って信用しない方がいい。『クローズアップ現代』もやらせをするし、『ためしてガッテン』も捏造したりするからだ。