ブログ友達のキキ☆さん に誘われて、
東京のあるお店に呑みに行ってきました。
キキ☆さんが仲良しの仙禽さん(栃木) の蔵元が来るって
以前一度お会いしてお話してるから楽しみで行ってきました。
みんなが少し遅くなるっていうので僕だけ先に行ってようと
7時前にお店に着いたらなんかイマイチ変な雰囲気。
お店は開いてるんだけど、電気が点いてない(笑)
とりあえずお店に足を踏み入れる。
実は10年ほど前には2・3回お邪魔したことのあるお店なのだ。
「こんばんわー・・・」 ・・・・・返事はない。
ついでに人の気配もない。テレビの音だけが虚しく響いている。
うーむ、なんなんだこの状況は。
と思いながらふと横を見ると、座敷席の入り口に人が寝ていた(苦笑)
まぁ、状況からして明らかにここの店主と思われる。
しばし考え込む。
比較的猶予のある突発事項には結構弱い僕なのである。
1分弱、考えた末に一度お店を出ることにした。←弱虫w
まぁ、まだ時間はたっぷりある。
とりあえず駅前を一周、散歩することにした。
とはいえそんなに広くないから7時過ぎには再び店の前に立つ自分。
店に入ると、まだ店主はさっきと同じ格好で眠っていた。
まさか死んでんじゃないよな・・・と思った瞬間、彼が動いた。
うぅぅーん。
あ、生きてた。と思いながら思い切って声をかけた。
「あのー、すみませーん」
ぴくっ、と動いて彼が顔をこちらに向けた。
主「・・・・・・・どなたさん?」
た「えーと、ただのお客さんですけどw」
主「あ、お客さん。・・・・・そう、そうか、始めるか」
た「大丈夫ですか?」
主「うん、ちょっと試飲会で呑みすぎちゃって」
た「あ、あの七田さんとか来てたヤツですか」
主「・・・・・ん?・・・・・あ、そうそう。それそれ」(と言いながら起き上がる)
た「あの、テキトーでいいっすから」
主「いや、仕事になったらテキトーって訳にはいかないから」
店主は起き上がり、電気をつけ始めた。やっと営業開始である(笑)
僕は全然悪い気はしなかったし、面白いおっさんだな、と思った。
酔っ払いながらもキチンと仕事をこなす姿勢には正直言って感心した。
そうこうしているうちに3人組のお客さんも入り、やっと居酒屋らしくなった。
そしてキキ☆さんとお連れの方がいらっしゃり、しばらく呑んだ。
だいぶ酔っ払ってから仙禽の蔵元さんお二人が現れ、さらに呑んだ。
写真は営業中の仙禽の蔵元さんお二人。
いい酒造ってるんだから、胸張って頑張って欲しいです。
酒も肴も美味く、話も面白く、非常に有意義な夜だった。
ただねぇ、ちょっと酔いきれなかったのですよ、ホントは。
店主は酒匠の資格を持ち、地酒に圧倒的なこだわりを持つ凄い人。
だからこちらが初めに濃い目の酒や肴を頼んだりすると一言あるのだ。
「いきなりそれはどうかな」とか「初めにはお奨めしないよ」とか。
それはわかる。とてもとてもよくわかる。
では、と「じゃぁ何がいいですかねぇ」と問うと返ってくる答えが
「いやぁそれはお客さんの好みがわかんないからなんとも」
そうじゃないと思うんだよね。
「じゃぁこういう感じはどうかな」とか「これはそれに比べてあっさりだから」
そうやって相手の好みを引き出すのがアナタのお仕事ではないのか?
もうイチから説明するとなるとメンド臭いんだよね、ハッキリ言って。
知らない店で利き酒師だとか日本酒の会を主催しているとか、
極力そーゆーツマランことは言いたくないから大人しくしてるけどさ。
なので自分的には「自由に酒が呑めないストレス」で疲れました、とさ。
いいじゃん別に秀鳳の濃醇雄町で豆腐食ったってさ。
それが合わないと思ってるなら悪いけどまだまだわかってないよ。
濃い酒から始めて旨い本醸造で終わる呑み方があるのも知らんのか。
日本酒はアナタが思ってるほど窮屈なモンでも不器用な酒でもないよ。
誤解して欲しくないのだが、料理も酒も一流だった。ホント旨かった。
ただ、そこに流れる一見自由に見えて本当は不自由な雰囲気が嫌い。
キキ☆さん、ごめんね。あなたの好きな店を僕はけなしている。
でも僕は、自分の感性に嘘はつけないのだ。特にお酒に関しては。
惜しいお店だ。
心からそう思った。
でも、キキ☆さんたちと初めてちゃんと呑めて、
そして仙禽のお二人と再会できてとても嬉しい夜でした。
キキ☆さん、ありがとうございました♪


