データセンター勤務に社内異動してからの仕事を2024-05-15に紹介しました。

 

それから更に2ヶ月ほど経ち、更に見えてきたこともあります。

私がこれまでに担当した業務や、まだやってはいないものの求人の仕事内容に書かれていた事は、いわゆる「障害者のために切り出した仕事」では無いと考えます。

パートナー企業(?)から人を出してもらいやってもらっていた物を障害者採用メンバーに渡すという流れが見受けられます。

引き続き障害者雇用ではありますが10年以上事務職をやっていた状況から社内異動し、データセンターの技術職として最初の3ヶ月を乗り切ることが出来ました。

我ながら「これって世間一般の人が思い描く『外資ITのエンジニア』とは相当かけ離れてるよな」とは思いますが、実際に社内の扱いで技術職となっているので嘘ではありません。また、各所報道に出ているようにデータセンター需要が高まっているのは間違いなく、私のような未経験者でも異動希望を出すに際して「今は強い追い風が吹いている」と睨んで事が運んだ面が大いにあると思っています。

 

望んでいた脱・事務職の異動が決まって有頂天になりましたが、一方で下記のような不安も少なからず持っていました。

1)内定は貰えたが本当に未経験職種でやっていけるか

2)「物理サーバーに囲まれたい」「メガクラウドの中身を見てみたい」という欲求は数週間のうちに満たされ飽きてしまうのではないか

3)週3日出社,2日在宅に慣れ切った体が週5日出社に対応できるか

 

最初の2週間ほどはトレーニングの量に押されて、障害者雇用生活で初めて"疲れ果てて帰宅しても何もできない状況"となりましたが、3ヶ月経った今のところ追いつけない・疲労困憊などということは無いと自負していますし、広大なフロアに並んだサーバーラックを眺めるときの高揚感は失っていません。

 

"雲の中"と"日本国内の一般的なデータセンター"の違い、例えば自社設計している機器の数々に加えてPUEやコールドアイルとホットアイルの室温といった数値を知れるのは、良くも悪くも障害者雇用という手札を持って それを使った結果です。

私が言うのもなんですがウチの会社は世界的有名IT企業なので、リストラがあると「xxx人削減」などというニュースが大きく報道されて注目を集めます。

その一方で、人員が必要になっている部署で何人雇用を増やした/増やす予定というのが表に出ているのを目にする方は滅多にいないのではないでしょうか。

 

ウチの会社は数か月前にも人員削減のニュースがあったのですが、私の所属するデータセンター部門では「今後数年間で国内DCを増やしていきます。2025年には△棟開設で社員は●人増、2026年には×棟で社員は*人(以下略)の予定です」といった説明がありました。

 

私のいる部署には他にも障害者社員が働いていますし、現在進行形で障害者求人も出ています。
なので、今後数年の拡大に合わせてウチの部署が採用する障害者社員も比例して増えていくのではないかと思われます。