(vol.0490)


こんにちは!



社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。



記録をたどると
どのような仕事を
どのような意図を持って
やっているかがわかります。



今回のお話は会社の
「お金」の記録
簿記のことです。



私は大学生になって
簿記を習い始めました。



そして、
会計事務所に11年勤務し、
今では簿記の奥深さを
当時の私より実感しています。



簿記は1つ1つの仕訳の積み重ねが
集計されて事業の
損益や財務状態がわかりますが



一つ一つの取引記録である
仕訳でいろんなことがわかります。



そして、
仕訳一つで業績が変わります!




例えば、8月、お金が入った時に


預金 100/売上 100  とするのか?


預金 100 /カード売掛金 100  となるのか?



仕訳が上記のどちらかで
毎月の業績は変わります。



8月の売上が100円あるのと


8月の売上は0円で、
6月に売り上げた分の
売掛金が100円入金されたのかは


全くの別の話なのです。



後者のように仕訳を
しようとすると
仕訳数が増えますし、



カード明細などの資料がなければ
正しく計算できません。



だから、仕訳が
どのように計上されたかを見ると



税金計算に重きをおいてる
もしくは手間をかけることが出来ず
省力化している



のか、



少々手がかかったとしても
全体像を一つずつ表現することによって
税金計算だけでなく


どの取引先に
どれだけの貸し借りがあるか
(債権債務の管理)



来月、お金が
いくら入って、いくら出ていくか?



一年以内にいくら返済すべきか?



と、経営の意思決定にも
活かすことのできる会計なのか



仕訳を見れば
どんな意図を持ってやっているか
会社の管理体制はどうなのかが
わかると言うのです。



正確にやろうと思うと
手間も時間もかかります。



でも、税金計算のための会計は
経営の実態を表しているとは言えず
経営の意思決定をするため
と言う観点からは片手落ちです。




そもそも
税理士さんがすべきこととか
そんな話でなくて
会社さんと税理士さんとの
協働作業です。



それぞれの会社さんの
現状にあわせた把握方法があります。



どちらを選択するかは
経営者さんの意思にもよります。



仕訳一つ一つと言うと
ものすごく細かい話に
聞こえるかもしれませんが
ものすごく大切な話です。



細部に神が宿ります。



そう考えると、
御社がどんな仕訳になっているか
気になりませんか?



クライアントさまには
正確な状況を把握して
行動と結果を随時、確認しながら
随時、軌道修正してほしい。



それが
経営ではないでしょうか。



今日はここまでです(^^)