(vol.0377)
こんにちは!
社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。
今日は昨日に引き続き
経営に関する「お金」の話です。
利益出たっていうけど
そんなに儲かってないと思う。
だって、お金がない。
それに対して、
このようにお答えしています。
そもそも
儲けの計算(動き)とお金の動き
は異なります。
そんな話を何回かに渡って
ブログに書きます。
出来るだけシンプルに
書いていきたいと思います。
今日は、
「商品を買ってしばらく
置いた時の処理」についてのお話です。
儲けの計算(動き)とお金の動き
は異なります。
異なる、つまり
ズレを生じます。
その原因は主に2つ。
▪️タイミング(時間)のズレ
▪️計算対象(になるかどうか)のズレ
・儲けの計算にいれるけど
お金の動きはない。
・儲けの計算にいれないけど
お金の動きがある。
では、具体的な事例
『ペットボトルの水を80円で
買って、月をまたいで置いていて
それを、1ヶ月後に100円で売った』
を見てみましょう。
3月に鳩のマークのスーパーで
80円でペットボトルの水を買い、
現金で支払いました。
そのまま、会社に持ち帰って
1ヶ月、置いておきました。
それを4月に100円で売り、
現金でもらいました。
すると、
その月の儲けの動きと【お金の動き】は、
3月《買ったとき》
0【0】ー 0【80】=0【−80】
4月《売ったとき》
100【100】ー 80【0】=20【100】
3月は、儲けは出ませんが
お金が80減ります。
買ったペットボトルが
在庫として手元に残ります。
4月は、ペットボトルを
売って100円、
仕入れておいた80円が費用となり、
儲けは20円となります。
お金の動きは
3月に買っておいた
ペットボトルが手元にありましたので
特にお金を使っていません。
儲けは20出ますが、
お金が100入ります。
上記の例は、お金の入りと出の
▪️タイミングのズレ
事例の3月は
・儲けの計算にいれないけど、
お金が入る、お金が入らない。です。
その月の儲けの動きと【お金の動き】
それぞれの計算は、
3月 0【0】- 0【80】=0【-80】
4月 100【100】- 80【0】=20【100】
3月仕入れたのに儲けの計算には
影響せずに、
現金が もの『=在庫』に化けた状態
儲けが動いてないのに
お金がない状態の原因
の可能性の1つとなります。
決算書を見ると、
在庫(科目は『商品』
『材料』『仕掛品』『製品』)
の金額が多い。
例えば、3月が会社の決算だとして
利益を出したくないからと言って
多く商品を買ったとしても
儲けの計算には
影響せずに、税金は安くはなりません。
お金を手元にある状態にする
《対策》として、
適正な在庫を持つようにする
シンプルですが、
あなどってはいけません。
これが単位が変わって
円ではなくて万円だとすると
80万円もお金が
不足することになります。
例えば、買っておいた在庫が
近々、売価で確実に売れるのであれば
いいのですが、
売れると思って多めに買っておいた
在庫が残ったままだと
『お金』を倉庫に
寝かしておくことになります。
さらに、それが、
経年劣化して、型が古くなって
価値が落ちてしまうと
儲けを残すどころか
マイナスを生み出すことになります。
自社の倉庫に『お金(在庫)』
眠っていませんか?
《商品を買ってしばらく
置いた時の処理(在庫)》の話でした。
今日はここまでです(^^)
