(vol.0290)
こんにちは!
社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。
今日は神戸で1日コンサルでした。
「何がしたいの?」
この言葉が私の心をえぐる。
そんな感覚がありました。
「何がしたいの?」
このフレーズって
返答する時に
めちゃくちゃ言葉に詰まる
というか、何というか…
ナイフでグリグリっと
えぐられるような感覚を
覚えていました。
だって、それ見えなくて
働かない時期あったし、
その時は、見えなかったけど
それは立ち止まらず進みながら
向き合っていこうって決めて
歩き始めました。
10年以上たって
ようやく、方向が定まって
きたんだけど…
まだまだ「何がしたいの?」
には、ちょっと体に力が入る
感覚があります。
去年、友人から
ひょんなことから
そんな会話になって、
「何がしたいの?」
「
……………
」
めっちゃくちゃ
時が流れましたね。
あれかな、これかな
と会話しながら
いや違うな、なんて言いながら
「う〜ん、分からん!」
って言ったら
「いや、もう出てるじゃん」って。
その時、ずっと待っててくれて、
いやいや違うよねとかはなく、
ひたすら聞いてくれたんですよね。
『自分ちのこと。』
自営業をする実家のことです。
親父とは普段、
比較的仕事の話もしますが
自分の想いというか
真面目な話を切り出すというのは
ちょっとねぇ…
でも、去年、ようやく
親父とお袋の前で
意を決していいました。
言うまでに2ヶ月か
3ヶ月かかったかな。
「親父がやってきたこと
何か形に、
残したいって思うんだ。」
親父は飲食業で
江戸時代の文献を紐解き
当時の味を再現したものも提供します。
大学の図書館に通い
一生懸命に、研究して取り組んでいた
と聞いたことがあります。
1分で終わりそうな言葉なのに
それを言えるタイミングというか…
何回か試みたんですけどね
実家に帰った時。
言った時の反応は
「いや、そんな、いいよ。
お前の好きなことやったら。」
親父は照れ臭そうに
お袋は優しい笑顔で聞いてくれていた
と思います。
そのあと、とっさに
「飲食業はついでないけど、
親のはたらく姿を見て
中小企業で事業が良くなったら
みんな良くなると思って
今の仕事してるから、
違う形でついでるような気持ち」
って、勝手に言葉が出てきました。
へんな言い方ですが、
実は自分はどこかで
予想できてたんだと思います。
自分がこのことを言ったら
「いや、いいよ」って言われること。
でも、伝えることができて良かった。
一つは、やっと言葉を
親に言えたこと。
一つは、行動してみて
自分の本心に気づけたこと。
くさいセリフも
平気で言えちゃうはずなのに
かなりの恥ずかしさというか…笑
先代と承継者って
こんな感じだろうなって。
こんな時にいつも自分が担っている
第三者が居てくれたら(笑
って、体感しました(大笑
ということはさておき、
今現在、やりたいこと全部やろうって
本当に思える状態なんです。
こうやって思えるようになったのは、
そこがスタートだったのです。
「『何がしたいの?』
で、何も答えが出てこなかったのは
大事な忘れ物をしてたんだな」って
今だから言えます。
私も質問するかもしれません。
「何がしたいですか?」って。
その時は、
あの時、友人がしてくれた
全力で受けとめる覚悟を持って。
これからも、
自分の生きてきた経験を
いかしたい(^^)
今日はここまでです。
