(vol.0193)


こんにちは!


社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。



先日の土曜日、
米原に小泉純一郎元首相が
来て90分の話を聞きました。



小泉元首相曰く
『笑い話のようなほんとの話』
を聞き、
ほんまに、その話は
笑いましたが笑えませんでした。



言葉の意味は変わる




昔は、キレたやつと言えば、
頭がいいとか、
『あいつ、頭キレるよね』
という褒め言葉だった。



今、『頭のキレたやつ』は
近づいたらいけない
プッツンした人となる(苦笑



他にも、



大学生の若者と
ご飯を食べながら
意見交換をしていた。



その時に、料理を食べた若者が
「これ、やばくねっ?」



「うん、これ、やば〜」



と使っていたので、私は、
「何がやばいんだ?
危ないもんでもあったのか?」



近頃の若者は
「やばい」




感動した。美味しい。と使う(苦笑








小泉元首相が
フィンランドの『オンカロ』
を視察しに行った時のこと。



オンカロとは、
フィンランドの原子力発電所で
出た核燃料の廃棄物を
処分するための施設。



地下深く穴を掘り、
おおよそ10万年、
その穴の中で廃棄物を
危険性が抑えられるまで貯蔵する。




視察の時、完成しておらず
漏れでてこないかの検証と、



どのような表現をしたら
これらが10万年保存されるか、
の言葉をどうするかが
決めるのに苦労していた。



「キレる」「ヤバイ」など、
この何十年でさえ
言葉の意味が変わっているのに、
10万年経てば絶対に
言葉の意味が変わっている。



開けるなと書いても
人は開けたくなるだろう



どんな言葉であればよいのだろうか?






これ、笑えない話ですよね。
聞いていてぞっとしました。



『言葉の意味が異なる』




例えば、



「一生懸命頑張る。」



ある人は
「時間内に終わるように段取りを考え
極力、効率をあげて業務に取り組む」



ある人は
「残業して休日出勤してでも
仕事をすすめる」



表面上、同じ言葉で表していても
それぞれの人が
バラバラに捉えて、
バラバラに動いている。



オンカロの話と異なり、
言葉の定義が異なり
行動が揃ってなくても、
人命に直接影響
しないかもしれません。



でも、企業で働く個人個人の力が
同じ方向を向いている方が
企業全体が一体感を持って
経営が良い方向に進んで
行くことがイメージできます。



経営理念や、普段の会話から
使っている言葉があって、
その言葉が同じであっても
定義まで揃っていて
全員が理解していることが
大切ですね。



今日も素敵な一日を(^^)