5つの谷からなる富山県の庄川流域にある山村地帯・五箇山。
菅沼集落に続いて、五箇山最大の合掌集落「相倉合掌造り集落」へ行きました。
「合掌造り」とよばれる家屋は、五箇山と白川郷で見られる独特の建築様式です。
こちらの「相倉合掌造り集落」も世界遺産に登録されています。
相倉合掌造り集落は、庄川から離れた段丘上に位置し、細長い台地に広がっています。
20棟の合掌造り家屋が現存しています。
現存する家屋の多くは、江戸時代末期から明治時代に建てられたものですが、
最も古いものは17世紀にまで遡ると考えられています。
こちらは、合掌造りの原型とされる「原始合掌造り」です。
これをもとにして発達し、二階建の茅葺民家へと変遷したとされます。
山際には、合掌造りのお寺があります。
真宗大谷派の「相念寺」です。
旧五箇山街道沿いにある「天狗のあしあと」。
天狗がトンガリ岩から飛び立ち、左足で踏み込み向かい山まで飛んだ際に付いたとのこと。
駐車場から段々畑を5分ほど登ったところに、集落を一望できる展望エリアがあります。
のどかな田園風景の中に静かに佇み、落ち着いた雰囲気でした。