世界遺産に登録されている五箇山の「菅沼合掌造り集落」。
9棟の合掌造りが現存しています。
合掌造りの家屋に入って見学できる資料館が2つあります。
こちらは「塩硝の館」です。
江戸時代、五箇山の一大産業だった火薬の原料「塩硝」についての資料館です。
加賀藩の支配下にあった五箇山は、塩硝づくりが盛んだったそうです。
山深い秘境にある五箇山は、幕府の目をのがれる立地として好都合だったとのこと。
塩硝の材料であるヨモギ、麻、サクなどの採取から、積み込み、灰汁塩硝煮詰め、
上煮塩硝作り、出荷までの過程を再現しています。
家屋の床下で作った塩硝土の断面図の展示も。
火縄銃や弾丸、火薬入などもあり、鉄砲の歴史についても知ることができます。
火縄銃のレプリカをもって撃つマネもできました。