4月27日、川越市にある「喜多院」へ行きました。
慈覚大師が天長7(830)年に創建した天台宗の古刹です。
喜多院で現存する最古の建物、1632(寛永9)年建立の「山門」から入ります。
1638(寛永15)年の川越大火により、山門を除いた堂の建物は諸堂が焼失しました。
本堂や多宝塔などが再建されるとともに。江戸城の御殿の一部が移築されました。
鮮やかな朱色に彩られた高さ13mの「多宝塔」。
50年ほど前に移築する際、解体修理を行い当初の姿を復元したものです。
大師堂または潮音殿とも呼ばれる「本堂(慈恵堂)」。
慈恵大師良源(元三大師)が祀られています。
江戸城から移築されたのは、「客殿」「書院」「庫裏」の3棟で、保存公開されています。
客殿には「徳川家光誕生の間」、書院には「春日局化粧の間」を観ることができます。
客殿や書院に面して、「紅葉山庭園」と「遠州流庭園(曲水の庭)」があります。
こちらは、客殿から見た「紅葉山庭園」。
書院から見た「遠州流庭園(曲水の庭)」。
「関東好みの爽快さと品位が保たれた枯山水書院式平庭」だそうです。
庫裏から紅葉山庭園越しに見た「客殿」。
客殿、書院、庫裏は、国の重要文化財に指定されています。
書置きの御朱印をいただきました。