京都・1001体の仏像が並ぶ「蓮華王院 三十三間堂」 | 気ままに☆旅の雑記帳

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堂内の内陣にある柱間が33あることから「三十三間堂」と呼ばれる「蓮華王院」。

 

 

 

1164(長寛2)年に法住寺殿の一画に平清盛が建立した仏堂です。

建立時の建物は焼失し、現在の仏堂は、1266(文永3)年に再建されたものです。

 

 

 

三十三間堂といえば、たくさんの千手観音立像が整然と並ぶ光景が印象的です。

 

 

 

本尊である千手観音坐像の両脇、左右10列の各段に50体ずつ(50体×10列×2)、

坐像の背後にも立像が1体安置され、全部で1001体あります。

 

創建時の平安時代の像は124体、その他が鎌倉時代に16年かけて再興された像です。

約500体には、作者名が記されているそうです。

 

 

 

千体仏の前には、二十八部衆に風神、雷神を加えた30体の仏像が立ち並びます。

2018(平成30)年に配置が変更されて、創建当時と同じとされる配置になっています。

 

 

 

仏堂のほか、広い境内にも見どころがあります。

こちらは、史料をもとに往時の姿をできる限り再現された池泉回遊式の庭園。

 

1961(昭和36)年の後白河法皇770回忌記念事業の際に造園されたものです。

その後も整備が進み、2021(令和3)年に保存工事が完了しています。

 

 

 

仏堂創建の翌年に発見され、『古今著聞集』にも記されている「夜泣泉」。

湧き出す音が‟すすり泣き”に似ることから‟夜泣き”泉といわれるようになったとのこと。

 

 

 

他に豊臣家ゆかりの「太閤塀」などもありますが、スルーしてしまいました。

 

 

 

仏堂の中央部にある納経所で御朱印をいただきました。