北海道・舎房及び中央見張所「博物館 網走監獄」その4 | 気ままに☆旅の雑記帳

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旧網走刑務所の歴史的建物を保存展示する野外博物館「博物館 網走監獄」。

なかでも大きな見どころのひとつである「舎房及び中央見張所」。

 

『ゴールデンカムイ』の大本命の聖地のひとつでもあります。

 

 

 

1912(明治45)年から1984(昭和59)年まで実際に使われていた獄舎です。

左右に舎房が延びていて、正面からでは写真には収まらないくらい長いです。

 

 

 

舎房に入って正面にある「中央見張所」。

ここを基点として放射状に広がっているので、5棟の舎房すべてを見渡すことができます。

 

 

 

第一舎から第三舎が雑居房、第四舎は独居房、第五舎は雑居房と独居房半々となっています。

全部で226房、最大700名の囚人を収容できたそうです。

 

 

 

『ゴールデンカムイ』で、入れ墨の囚人が収容されていた監獄のモデルとなった舎房です。

「おいでませ!網走監獄」「網走よいとこ 一度はおいで チョイナチョイナ~♪」

 

 

 

唯一独居房のみの舎房「第四舎」。

第四舎の奥には、脱獄を試みている昭和の脱獄王・白鳥由栄の人形があります。

 

 

 

ここは『ゴールデンカムイ』で、杉元佐一、アシリパ、白石由竹が天窓から入った舎房です。

また、替玉の‟のっぺらぼう”がいた舎房でもあります。

 

 

 

廊下に面した壁の格子を「く」の字に曲げて、他の房の中が見えないようになっています。

 

 

 

こちらは「第七十七房」ですが、‟のっぺらぼう”がいたのは「第六十六房」でした。

(きちんと確認していないと、こういうことになります…)

 

 

 

雑居房と独居房がある「第五舎」。

こちらには、開設当初に使用されていた薪ストーブが復元されています。

 

 

 

冬季に配置されるストーブは、この広さの舎房ひとつに対して2台のみです。

厳寒の網走では、もちろん十分ではなく、鼻や手足を揉んでいないと凍傷になったそうです。

 

 

 

入口の近くには「二人の脱獄王」というミニ企画展示がありました。

明治の西川寅吉と昭和の白鳥由栄について紹介されています。

 

 

 

白鳥由栄は関節を外せる体質を持ち、小さな視察孔をくぐり抜けたそうです。

『ゴールデンカムイ』の白石由竹のモデルとなった人です。

 

とても見応えのある場所で、時間と体力があれば、もっとじっくり見たかったです。

その5は、いよいよ網走監獄ラスト、「浴場」や「教誨堂」などを見学します。