山形・東北で唯一現存する藩校「致道館」その2 | 気ままに☆旅の雑記帳

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東北地方で現存する唯一の藩校「庄内藩校 致道館」。
1805(文化2)年、庄内藩7代藩主の酒井忠徳が創設した藩校です。

 

 


講堂には、多くの貴重な資料が展示されています。
 

 


インパクトがあったのは、1796(寛政8)年刊行の「オランダ新訳地球全図」。
蘭学者の橋本宗吉が作成した、日本で2番目に古い世界地図です。

 

 


戊辰戦争や西郷隆盛との親交についての説明などもありました。
 

 


酒井家庄内入部400年記念企画展「藩政時代をたどる」が行われていました。
 

 


1622(元和8)年、酒井忠勝が庄内に入部してから今年で400年です。
入部から幕末までの250年間を、パネルで紹介しています。

 

 


「酒井家入部」をはじめ、「藩校致道館の創設」「三方領知替え」「戊辰戦争」などがありました。
 

 


「講堂」から「御入間」へ進みます。
「御入間」は、藩主が「お成り」の際、藩主や家老が利用した部屋です。

 

 


藩主が「お成り」の時に使用された「御居間」。
賊や隠密の侵入を防ぐため、天井と床下に工夫がなされているそうです。

戊辰戦争で、藩主の酒井忠篤が新政府軍参謀の黒田清隆と対面した場所です。
黒田清隆が酒井忠篤に対して頭を下げ、上座を譲ったというエピソードが残っています。

 

 


講堂から眺めた中庭。
左手に「表御門」、奥に「聖廟」が見えます。

 

 


「聖廟」では、孔子が祀られています。
 

 


孔子の子孫から寄贈された孔子像をはじめ、さまざまな孔子像を見ることができます。
 

 


こちらは、漢字だけで描いた「孔子像」。
 

 


漢字は「論語」の言葉だそうです。




こちらの「庄内藩校 致道館」は、無料で見学できます。

鶴岡へ行って少し時間ができたので見学したのですが、とても見応えがありました。