1981年のアルバム(その23 The Jazz Singer / Neil Diamond) | TOMのブログ

1981年のアルバム(その23 The Jazz Singer / Neil Diamond)

1981年のアルバム・シリーズ!!

全米チャートに準じた投稿が多いため、ここでは、常連のスーパー・スター!!

 

Neil Diamond音譜

 

今回は、そう、初の主演映画のサウンド・トラック盤CD

 

The Jazz SingerCD

 

Original Songs From The Motion PictureCD

そのように記されています。!!

 

映画The Jazz Singerカチンコと言えば、世界初のトーキー映画カチンコ

主演のAl Jolsonが黒塗りをして、「お楽しみはこれからだ!(You Ain't Heard Nothin' Yet!)」の名台詞で、いわば歴史的作品!!

その3度目の映画化!!

監督は、問題作を多く送り出している Richard Fleischer!!

Neil Diamond音譜は、主人公の聖歌隊の歌手で、プロを目指している

Yussel Rabinovitch、芸名は、Jess Robin音譜

その父親Cantor Rabinovitch役が、なんと名優 Sir Laurence Olivier

それだけで、この作品カチンコが如何に大作として作られているかが、わかります。

その他、Jess音譜を売り出すマネージャー、後に恋仲となる Mollyに、Lucie Arnaz

Jessの最初の妻 Rivkaに、Catlin Adams

Jessの親友で、ミュージシャン仲間のBubbaに、Franklyn Ajaye

Jeesの曲を歌っているロック・シンガーKeith Lennox音譜に、Paul Nicholas音譜

・・・その他、個性的な俳優がいい味を出しています。・・・

 

 

このサウンド・トラック盤CDから先ず紹介されたナンバーは・・・

America音譜

そう、誰もが、West Side Story音譜のAmerica音譜を連想したでしょう。!!

共通したイメージも感じますが、こちらは力強いロック・ナンバーとなっています。!!

そして、ここから先行シングルとして、リリースされたのが・・・

Love On The Rocks音譜

悲し気なメロディですが、少し転調して盛り上がっていくバラード!!

こちらはひと足早く、チャートを上昇してきました。

 

さてこのアルバム The Jazz SingerCDですが、映画の配給がらみか・・・

Capitol レコードCDからのリリースに!!

それに準じて、日本でもいつもと違う大手レコード会社からのリリースとなりました。

 

・・・それとは関係なく、このアルバムCD、自分は輸入盤LPレコードCDで購入!!

そして映画カチンコの方は、日本公開と同時に見に行きました。!!ニコニコ

 

 

アルバムの方、レコーディングは、1980年

ロスアンゼルス Arch Angel Studios音譜、Record Plant Mobile Studio音譜

ハリウッド Sunset Sound Recorders音譜、Cherokee Studios音譜

サンフランシスコ Dawnbreaker Studios音譜にて・・・

 

Neil Diamond音譜リード・ヴォーカルカラオケ、ギター

 

Richard Bennett音譜アコースティック・ギター、エレクトリック・ギターギター

Alan Lindgren音譜シンセサイザー、ピアノ🎹、オーケストラ・アレンジメント、コンダクター

 

Dennis St.John音譜ドラムスドラム、ミュージカル・ディレクター

Tom Hensley音譜ピアノ、キーボード🎹、オーケストラ・アレンジメント、コンダクター

Doug Rhone音譜ギターギター、バッキング・ヴォーカル、Reinie Press音譜ベース

Vince Charles音譜パーカッション、King Errisson音譜パーカッション

Linda Press音譜バッキング・ヴォーカル、ヴォーカル・アレンジメント

以上のメンバーは、劇中でもバンド・メンバーで出演しています。!!

 

その他のミュージシャンは・・・

コンサートマスターは、Assa Drori音譜、Jimmy Getzoff音譜、Sid Sharo音譜

オーケストラ・コントラクターは、John Rosenberg音譜

バッキング・ヴォーカルは、Donny Gerald音譜、Marylin O'Brein音譜、H.L. Voelker音譜、Luther Waters音譜、Oren Waters音譜

コーラス隊マイクは、Timothy Allan Bullara音譜、Jeremy C. Lipton音譜、Dale D. Morich音譜、Yoav Steven Paskowitz音譜、Boyd H. Schlaefer音譜、Mark H. Stevens音譜、David Teisher音譜、James Gregory Brown音譜

ヴォーカル・アレンジメントは、Bob Gaudio音譜

 

チーフ・レコーディング・エンジニアリングは、Andy Bloch音譜

アシスタント・エンジニアリングは、Bill Benton音譜、David Bianco音譜、Jack Crymes音譜、Brad Gilderman音譜、Mark Eshelman音譜、Larry Rebhun音譜、Rick Ruggieri音譜

ミキシングは、Ron Hitchcock音譜

マスタリングは、The Mastering Lab音譜にて、Mike Reese音譜、Doug Sax音譜、Lois Walker音譜

その他機器は、Ed Lever / Canyon Recorders音譜

プロダクション・コーディネイターは、Beatrice E. Marks音譜、Alison Zanetos音譜

アシスタント・プロデューサーは、Rita Zak音譜

プロデュースは、今回も、Bob Gaudio音譜です。

 

アルバム・ジャケット、表ジャケットは、ラスト・シーンのポーズ!!

アート・ディレクション、デザインは、David Kirschner

アートワークは、Michael Donaldson、David Kirschner、Ron Larson、John Squire、Jan Weinberg

写真撮影カメラは、Larry Barbierです。

 

 

A面1曲目、ストリングスがフェイドイン、力強くベースが響いて、ロック・サウンドに!!

America音譜でスタート!!、邦題は「自由の国アメリカ」音譜、Neil Diamond音譜の作品

まさにこの映画のテーマ曲!!、強い思いが込められ、パワフルに熱唱あせる

アルバムCDから第3弾シングルで全米 No.8キラキラ、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.1キラキラ、1981年の全米年間シングル・チャート No.62キラキラ、カナダ No.43キラキラ、kカナダAC No.15キラキラ・・・尚、このヴァージョン音譜、映画カチンコではラストです。

2曲目、重厚な聖歌隊のコーラスが響き・・・

Adon Olom音譜、トラディショナル・ナンバー、そう聖歌隊で、劇中では、Neil音譜

父親役のSir Laurence Olivierと並んで歌っています。

3曲目、ライヴの雰囲気さながらに盛り上がっていき・・・

You Baby音譜、Neil Diamond音譜の作品、邦題は、「おおベイビー」音譜

ノリよく盛り上がっていく、こちらもロック色の濃い、アップ・テンポのナンバー!!

劇中では、Bubba音譜に頼まれ、Jess音譜が代役として黒塗りでグループに加わって歌うのですが・・・手を挙げた時にばれてしまい・・・暴動に発展します。・・・

4曲目、エレクトリック・ピアノ🎹をバックに、静かに歌い始める・・・

Love On The Rocks音譜、Neil Diamond音譜、Gilbert Becaud音譜の作品

じっくり聴かせるナンバーですが、ストリングスも効果的に盛り上がっていきます。

劇中では、Paul Nicholas音譜演じるロッカーKeith Lennox音譜が激しく歌っているのですが・・・そうではない、とJess音譜が歌い直します。・・・

先述の通り、第1弾シングルで、全米No.2キラキラ、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.3キラキラ、カナダ No.11キラキラ、オーストラリア No.27キラキラ、ニュージーランド No.32キラキラ、アイルランド No.10キラキラ、南アフリカ No.1キラキラ、オランダ No.26キラキラ、ベルギー No.12キラキラ、スイス No.9キラキラ、西ドイツ No.70キラキラ、そして全英 No.17キラキラ、シルバー・ディスクCDキラキラ獲得!!、世界中で大ヒットとなります。

5曲目、ピアノ🎹をバックに軽快に始まる・・・

Amazed And Confused音譜、Neil Diamond音譜、Richard Bennett音譜の作品!!

徐々に盛り上がって、こちらも力強いロック・ナンバーに!!

邦題は「明日のパラダイス」音譜、最初の方のライヴで歌われます。!!

6曲目、こちらもピアノ🎹から、ですが、バンジョーがフィーチャーされて・・・

On The Robert E. Lee音譜、Neil Diamond音譜、Gilbert Becaud音譜の作品

軽快に楽し気に、仲間たちと一緒に歌われます。

邦題は「誇り高きロバート・E・リー」です。

7曲目、ストリングスから、一転して、アコースティック・ジャズ風に・・・

Summerlove音譜、こちらもNeil Diamond音譜、Gilbert Becaud音譜の作品

ストリングスをバックに力強く歌われ、ピアノ🎹も心地よく響きます。

少し大きくなったコンサート会場音譜で歌われます。!!

 

 

B面1曲目、ストリングスがフェイドイン・・・ピアノ🎹が奏でられ、そこで歌カラオケ

Hello Again音譜、Neil Diamond音譜、Alan Lindgren音譜の作品

静かに徐々に盛り上がり、時にパワフルに歌われる極上のバラード!!

第2弾シングルで、全米 No.6キラキラ、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.3キラキラ、1981年の全米年間シングル・チャート No.70キラキラ、カナダNo.11キラキラ、オランダ No.37キラキラ、アイルランド No.18キラキラ、全英 No.51キラキラ・・・世界中で大ヒット!!

劇中では、最初レコーディング風景、後半、浜辺でMollyと生まれたばかりの息子に初めて会う場面、そしてエンド・タイトルで、America音譜に続いて・・・と3回登場!!

まさに本作品カチンコの愛のテーマ音譜です。

2曲目、軽快なリズムで、アコースティック・サウンド、トロピカルなムードで・・・

Acapulco音譜、Neil Diamond音譜、Doug Rhone音譜の作品

邦題は、「アカプルコの青い海」音譜、劇中ではインストゥルメンタル・ナンバーです。

3曲目、力強いリズムで、軽快に始まる・・・

Hey Louise音譜、Neil Diamond音譜、Gilbert Becaud音譜の作品

こちらも少し大きくなったコンサート会場で歌われます。

4曲目、シンセサイザーを駆使したサウンドで、静かにドラマチックに・・・

Songs Of Life音譜、「人生の詩」音譜、Neil Diamond音譜、Gilbert Becaud音譜の作品

アコースティック・ギター、ストリングス中心にじっくり聴かせるナンバー!!

父親との訣別にショックを受けさすらうJess音譜、そこで流れています。

5曲目、アコースティック・ギターから、ピアノ🎹をバックに軽快に歌われる・・・

Jerusalem音譜、邦題は「エルサレムへの道」音譜、Neil Diamond音譜の作品

ノリのいいナンバーですが・・・劇中では上手くレコーディングできない場面です。

6曲目、重厚なコーラスで・・・

Kol Nidre / My Name Is Yussel音譜、「コル・ニドレイ~わが名はヤッセル」音譜

トラディショナル・ナンバーでアレンジは、Neil Diamond音譜

体調の悪い父Cantor音譜に代わって、聖歌隊で歌うYussel (Jess)音譜

後半は、Uri Frenkel音譜、Neil Diamond音譜、父と息子の蟠りも消え・・・

ベース音とともに、力強く響き渡る7曲目は・・・

America (Reprise)音譜、「自由の国アメリカ (リプライズ)」音譜

(ここでのヴァージョンは最初に使われるのですが・・・)

America音譜を歌うJess音譜のステージの客席には、拍手喝采を送る・・・

父 CantorとMolly、ドラマチックに感動のフィナーレを迎えるのでした。・・・

 

 

ここに登場した通り、全米アルバム・チャート最高位 No.3キラキラ

全米で500万枚CDキラキラ突破!!、1981年全米年間アルバム・チャート No.14キラキラ

カナダ No.7キラキラ、トリプル・プラチナ・ディスクCDキラキラ獲得!!、オーストラリア No.10キラキラ、ニュージーランド No.24キラキラ、オランダ No.6キラキラ、西ドイツ No.40キラキラ・・・

そして、全英 No.3キラキラ、プラチナ・ディスクCDキラキラ獲得!!

Neil Diamond音譜最大のヒット・アルバムCDとなりました。!!

 

 

音楽音譜の方は大成功を治めた本作CDですが・・・

映画カチンコの方も、興行成績を治め、Neil Diamond音譜もゴールデン・グローブ賞で、

主演男優賞にノミネートされたのですが・・・

 

この年から開設された第1回ゴールデン・ラズベリー賞キラキラ

主演男優賞 Neil Diamond音譜、助演男優賞 Sir Laurence Olivier

・・・と不名誉なダブル受賞となってしまいました。・・・

 

 

以降、俳優としての映画出演はない、Neil Diamond音譜ですが・・・

この作品とか、ちょうど一連のElvis Presley音譜の映画カチンコと共通する!!

そんな部類と言えるかもしれません。

 

またこの映画カチンコからのヒット曲は、Neil Diamond音譜の代表曲として・・・

その後も受け継がれていくスタンダード・ナンバーばかり!!

そういったことからも、この作品は、いわば超大型のプロモーション・ビデオ映画

MTVテレビ時代の先を行って、後の音楽界に多大な影響を与えた!!

そのようにも言えるのでは!!と思っています。

 

 

ところで、少し脱線しますが・・・

1980年12月8日、John Lennon音譜が・・・

そんな悲しみのどん底の時に、全米チャートを上がっていたのが・・・

Love On The Rocks音譜

やや悲し気なメロディのこの曲にはそんなイメージが力強く残っているのです。

(因みに、(Just Like) Starting Over音譜に抑えられて、全米No.1キラキラになれなかったのですよね。・・・)