1980年のアルバム(その8 The River / Bruce Springsteen) | T-BOSS のブログ

1980年のアルバム(その8 The River / Bruce Springsteen)

1980年のアルバム・シリーズ!!

待ちに待ったこの人が登場!!

 

Bruce Springsteen音譜

 

アルバム Darkness~CDを引っ下げてのツアー!!

少しブランクのあったBruce音譜でしたが、その The E Street Band音譜とのライヴ!!

噂が噂も呼んで、あまりにも凄すぎる!!と・・・

いつの間にか、最も偉大なロックン・ローラーに!!

そして、MUSEコンサート音譜出演!!

盟友 Jackson Browne音譜との共演は伝説化!!

ここでさらに多くのロック・ファンにその名を知らしめることになりました。

 

さて、その Boss音譜こと 、Bruce Springsteen音譜

勿論、今までとは考えられないほど、ニュー・アルバムCDが期待されていたのですが・・・

収録曲が多くなり過ぎて、2枚組CDになるとのこと!!

そのタイトルは・・・

 

The RiverCD

 

!?、河!?・・・深くて濃いイメージに違いない!!

日本のラジオ番組で紹介され始めた頃、特集は片っ端から聴いていました。

シングルとして、リリースされるのは・・・

Hungry Heart音譜

何と、Bruce音譜がやや高い声で軽い感じに歌っている!!

それと音がいい!!、今まで大ヒットといえる曲がなかったわけですが・・・

(Born To Run音譜も全米No.23キラキラ)

これは、後世に残るヒット曲になるだろう!!、そう確信するナンバーです。!!

 

Jackson Cage音譜、I'm A Rocker音譜・・・凄いロックン・ロールばかりだなぁ!!・・・

そんな中、ジーンと来て、あまりにも大きくのしかかってきたのが・・・

The River音譜

ここでは立ち止まって、しっかり聴き入るだけ・・・そのようになっていました。

 

マイナーなコード進行で、力強く訴えかけてくるこのナンバー!!

そう、「川」という名前も共通していますが・・・

言葉の壁を越えて、南こうせつ&かぐや姫音譜の「神田川」音譜

それと、同じように日本の多くの人も、受け入れたのでしょう。・・・

 

さて、このThe RiverCD

自分は日本盤発売日(入荷日)に、秋葉原のI電気で購入したのでした。!!

 

 

レコーディングは、1979年4月3日~1980年5月9日

ニュー・ヨーク Power Station音譜にて・・・

 

Bruce Springsteen音譜リード・ヴォーカルカラオケ、エレクトリック・ギターギター、アコースティック・ギター、12弦ギター、ハーモニカ、パーカッション他

 

The E Street Band音譜メンバーは・・・

Roy Bittan音譜ピアノ🎹、バックグラウンド・ヴォーカル他

Clarence Clemons音譜テナー・サックス🎷、バリトン・サックス🎷、パーカッション、バックグラウンド・ヴォーカル

Danny Federich音譜ハモンド・オルガン他

Garry Tallent音譜ベース

Steven Van Zandt音譜エレクトリック・ギターギター、アコースティック・ギター、ヴォーカル他

Max Weinberg音譜ドラムスドラム、パーカッション

 

ミキシングは、Chuck Plotkin音譜、Toby Scott音譜

デジタル・オペレイターは、Jim Baueriein音譜

マスタリングは、Ken Perry音譜

アシスタント・エンジニアは、Dana Bisbee音譜、Garry Rindfuss音譜、James Farber音譜、Jeff Hendrickson音譜、Raymond Willhard音譜

プロデュースは・・・

Bruce Springsteen音譜、Jon Landau音譜、Steven Van Zandt音譜

 

アルバム・ジャケット

アート・ディレクション、デザイン、写真撮影カメラは、Jimmy Wachtel音譜

ジャケット写真他の写真撮影カメラは、Frank Stefanko

その他写真撮影カメラ、Joel Bernstein、Amanda Flick、David Gahr、Barry Goldberg

 

全曲、Bruce Springsteen音譜の作品です。!!

 

 

レコード1枚目A面1曲目、ジャーンとパワフルに響いて、12弦ギターのイントロ!!

The Ties That Bind音譜、最初からパワー全開で歌う Bruce音譜

激しいドラムス、ベースがまるで地響きのように、歌を盛り上げます。!!

そして、後半登場するサックス🎷、少し転調して最高潮へ!!

ここでのエンジニアリングは、Bob Clearmountain音譜

最初はタイトル曲だったナンバー、彼らの絆の強さを感じます。

2曲目、ライヴの雰囲気から、サックス🎷もフィーチャーされ・・・

Sherry Darling音譜、邦題は「愛しのシェリー」音譜

'60年代サウンドを思わせるポップなロックン・ロール!!

Bruce音譜の歌カラオケ、それをバックアップするメンバーからもノリのいいムードが伝わってきます。!! ライヴ音譜では、これ以前からプレイされていたようです。

1985年のあの初来日公演音譜では、ツアー途中からアンコール・ナンバーとして加わってきました。!!

また余談ですが、2017年、盟友Southside Johnny音譜が大阪公演音譜で歌いました。

3曲目、激しいドラムスドラムから、オルガン、そしてBruce音譜

Jackson Cage音譜、邦題は「ジャクソン刑務所」音譜

Bruce音譜は、歌を徐々に盛り上げていき、サビの部分ではこの上なくパワフルに!!

間奏部は、ハーモニカ!!、この勢い!!、誰にも止められない!!・・・

そう、このようなヤクザなBruce音譜、これも男のロマンです。!!

4曲目、こちらもドラムスドラムから、勢いのあるロックン・ロール!!

Two Hearts音譜、邦題は「二つの鼓動」音譜

スピーディーなロック・ナンバー、メンバーも盛り上げますが・・・

実は「これからは2人でやっていこう・・・」というラブ・ソング的要素も・・・

'97年のTom Joad Tour音譜での来日公演で、アコースティック・ソロで歌われたのも印象に残っています。・・・

5曲目、勢いのいいナンバーが4曲続いたところで、少し静まって・・・

Independence Day音譜、邦題は「独立の日」音譜

キーボード音とアコースティックなギターをバックに静かに歌い始めるBruce音譜

「父と子」をテーマにした作品は多いでしょうが、この上なく力強く響く歌!!

そして、Big Man音譜ことClarence Clemons音譜のサックス🎷、ただ感動的!!・・・

この約5分のドラマは静かにフェイドアウトで、幕を閉じます。・・・

 

レコード1枚目B面1曲目、ノリのいいドラムスドラムから、軽快なピアノ🎹

バリトン・サックス🎷、そう、Phil Specter音譜等を思わせるサウンドで・・・

Hungry Heart音譜、いつもより高めの声で、軽い感じに歌う Bruce音譜

コーラスマイクもキマっていて、バッキング・ヴォーカルとして・・・

Flo & Eddie (Howard Kaylan & Mark Volman)音譜

そう、The Turtles音譜の2人!!、極上のロック・チューン音譜の筈ですね。!!ニコニコ

Ramones音譜のために書いたともいわれていますが・・・

エンジニアリングは、Bob Clearmountain音譜

前述の通り、第1弾シングルで、全米 No.5キラキラ、初の全米TOP10ヒット!!

カナダ No.5キラキラ、スウェーデン No.17キラキラ、オーストラリア No.33キラキラ、ニュージーランド No.24キラキラ、アイルランド No.84キラキラ、全英では、No.44キラキラ ですが、シルバー・ディスクCDキラキラ獲得!!、世界的大ヒットとなりました。

1985年の初来日公演音譜では、何と場内に大合唱させた!!・・・今となっては信じられない話ですが、これも Bruce音譜の力でしょう。!!

尚、John Lennon音譜も気に入っていたとのことでした。・・・

2曲目、ドラムスドラムの一撃からパワフルなイントロのロック・ナンバー!!

Out In The Street音譜、邦題は「表通りにとびだして」音譜

まさにその通り、勢いそのままの躍動感、そして緊迫感も感じるナンバー!!

力強いBruce音譜の歌カラオケをバックアップする盟友 Steven音譜

間奏部は、サックス🎷、ギターギターのかけ合い!!

そして最後は、Bruce音譜とSteven音譜、まさにつるんでいるといった感じ!!

初来日公演音譜の初日、2曲目に登場した感動は忘れられないでしょう。!!

3曲目、こちらもパワフルなイントロから・・・

Crush On You音譜、Bruce音譜も大好きな Stones音譜、Who音譜を思わせます。!!

Bruce音譜のパワフルな歌カラオケ、Big Man音譜もサックス🎷で盛り上げます。

4曲目、少し軽い感じに、一方で、スピードは加速!!

You Can Look (But You Better Not Touch)音譜

どことなくJackson Browne音譜のRunning On Empty音譜を思わせる曲調!!

早口気味で、マシンガンのような Bruce音譜の歌カラオケ

そして、それを引き立てるのが、盟友 Steven音譜です。

5曲目、ここでややリラックス・モードに・・・

I Wanna Marry You音譜、ここでは優し気に歌う Bruce音譜

コーラス、オルガン、アコースティック・ギター、どことなくリゾート風に・・・

そして後半、コーラスマイクをバックに、Big Man音譜のサックス🎷

ハッピー・エンドに向かうのでしょうか!?・・・フェイドアウトしていきます。

6曲目・・・誰もがここで止まる筈・・・哀愁を帯びたハーモニカと悲し気なギター・・・

The River音譜、タイトル曲、物語を語るように歌う Bruce音譜

若くして結婚した妹夫婦のことをモデルにしたとも言われています。・・・

ハーモニカの間奏も含めて、ほとんどBruce音譜の独唱カラオケ

最後の部分だけメンバーがコーラスを入れ重みを増して・・・

最後はいつまでも川は流れていくかのように・・・

リフレインでフェイドアウトしていきます。・・・

尚、シングル・リリースされた国もあり、全英 No.35キラキラ、アイルランド No.24キラキラ、オランダ No.25キラキラ、ノルウェー No.5キラキラ、スウェーデン No.10キラキラ・・・

日本でもこれだけの歌カラオケだけに音楽関係各者に大きな衝撃を与え・・・

当時、Godiego音譜のヒット曲の作詞家、奈良橋陽子さんは、絶賛されていましたし、渋谷陽一さんは、「アメリカの五木寛之的世界だ」と言っておられました。

また少し後になりますが、「ベストヒットUSA」テレビで、この曲の映像が初めて放映された時はまさにセンセーショナル!!

「如何でしたか!?、涙を流して喜んでおられる方もおられると思いますが・・・」

小林克也さんが、そう言われたことは忘れられないでしょう。・・・

 

 

レコード2枚目A面(C面)1曲目、悲し気なピアノ🎹が響いて・・・

Point Blank音譜、都会の暗闇、Bruce音譜が最初は語るように、そしてパワフルに・・・

熱唱、そしてサビの部分では、Steven音譜が力強くバックアップします。・・・

全米ロック・チャート No.20キラキラ

初来日公演音譜では、途中からThe River音譜に代わって取り上げられました。

2曲目、ドラムスドラムから、軽快なギターギター、オルガンも加わって、Bruce音譜

Cadillac Ranch音譜、車車を題材にした楽曲も多いですが、楽しいムードに!!

ライヴ音譜では、Bruce音譜を先頭に曲に合わせて4人で行進!!

全米ロック・チャート No.48キラキラ

初来日公演音譜では、"Wisconsin"を"Tokyo"に変えて歌っていました。

3曲目、続いても勢いよく始まるロックン・ロール!!

I'm A Rocker音譜、最初からパワー全開といった感じのBruce音譜

全米ロック・チャート No.42キラキラ

軽快なオルガン、そしてBig Man音譜のサックス🎷も盛り上げます。!!

4曲目、一転やや静かになって、オルガンに合わせて歌い始めるのは・・・

Fade Away音譜、邦題は「消え行く男」音譜

静かに歌う Bruce音譜、オルガンの音、そしてここでも Steven音譜がパワフルカラオケ

アルバムCDから第2弾シングルで、全米 No.20キラキラ、全米ロック・チャート No.14キラキラ

カナダ No.19キラキラ・・・日本日本では、シングル・リリースされませんでした。・・・

5曲目、静かにベース音が響いて、こちらも静かにBruce音譜カラオケ

Stolen Car音譜、邦題そのまま「盗んだ車」音譜

キーボード🎹とギターだけをバックに・・・

大都会の喧騒をBruce音譜が物語っています。・・・

 

 

レコード2枚目B面(D面)1曲目、カウントから、エレクトリック・ギターギター・・・

Ramrod音譜、邦題は「恋のラムロッド・ロック」音譜

軽快なオルガンに合わせてノリのいいロックン・ロール!!、実は悲しい歌音譜!?

後半、Big Man音譜のサックス🎷、全米ロック・チャート No.30キラキラ

初来日公演音譜でもそうであったように、アンコールでよく歌われていました。・・・

2曲目、ドラムスドラムから、ピアノ🎹中心のミディアム・テンポのロック・サウンド!!

The Price You Pay音譜、Bruce音譜は最初静かに、徐々にパワフルに歌い・・・

ここでは、ハーモニカを力強くフィーチャー!!

「払った代償」・・・Bruce音譜の歌に出てくる人間関係の永遠のテーマのようです。

3曲目、Bruce音譜自らピアノ🎹の弾き語りで静かに始まる・・・

Drive All Night音譜、前作CDのRacing In The Street音譜同様、Bruce音譜の歌で・・・

その光景が・・・ここでのエンジニアリングは、Jimmy Iovine音譜

途中から、Big Man音譜のサックス・ソロ🎷、力強く歌をサポートするSteven音譜

そう、これがBruce Springsteen音譜が描く歌の世界・・・

リフレインで、消えるように、また永遠に続くように、フェイドアウト・・・

8分30秒のアルバムCD最長のナンバーです。

4曲目、やや落ち着いたムードとなり、キーボードから始まる・・・

Wreck On The Highway音譜、邦題は「雨のハイウェイ」音譜

Bruce音譜が静かにじっくり歌う、フォーク&カントリー調のナンバー!!

オルガンとピアノ🎹の組み合わせが、Bruce音譜を盛り上げ・・・

最後は、ピアノ🎹中心のインストゥルメンタルでフェイドアウト・・・

2枚組の大作CDは幕を閉じます。・・・

 

 

CDCDの時代になり、2015年、The RiverCD35周年ということで・・・

The Ties That Bind: The River CollectionCD

というボックス・セットCDがリリース!!

CD4枚CDと映像作品(DVDかBD)CDという豪華盤CD

このリリース時にも、全米No.31キラキラ、全英No.49キラキラ

世界中に再びセンセーショナルを巻き起こしました。!!ニコニコ

 

全米No.1キラキラ、4週連続!!

当然の定位置のように思えますが、実は初の快挙!!キラキラニコニコ

Barbra Streisand音譜のGuiltyCDと熾烈な首位争い!!

全米で500万セットCDキラキラ突破!!、1981年の年間アルバム・チャート No.10キラキラ

カナダ、ノルウェー No.1キラキラ、全英、オランダ、スウェーデン、ニュージーランド No.2キラキラ、フランス No.3キラキラ、アイルランド No.4キラキラ、スペイン No.5キラキラ、オーストラリア No.8キラキラ、西ドイツ No.31キラキラ、スイス No.36キラキラ・・・世界中で大ベスト・セラー!!

 

そして、日本日本、オリコン・アルバム・チャート No.28キラキラ

昨今では、信じられないですね。!!

 

 

結果的に2枚組アルバムCDに収まりましたが、この時期、あまりにも多くの楽曲をレコーディング!!、ライヴ音譜ではプレイされていたものもありましたし・・・

1998年にリリースされた未発表曲を集めた4枚組 TracksCDには、この時期のものが最も多く収録されましたし・・・

前述の通り、2015年には、The Ties That Bind: The River CollectionCDが、リリースされました。・・・

 

The RiverCDによって、Bruce Springsteen音譜は、最も偉大なロックン・ローラーに!!

(少なくとも自分は)そう、確信しています。!!

 

 

1980年、アルバムCDリリースに合わせて、The River Tour音譜をスタート!!

ほぼ同時期に、アメリカ大統領選挙で、Ronald Reaganが勝利・・・

彼のことをよく思っていなかった Bruce音譜ですが・・・

まさか、この何年か後に、自分の歌を、誤使用されるとは!!・・・

そこまでは、思ってもいなかったでしょう。・・・

 

 

1980年12月8日、John Lennon音譜が・・・しょぼん

 

The River Tour音譜真最中の Bruce Springsteen & The E Street Band音譜

翌日の公演音譜で、Bruce音譜は・・・

 

「John Lennon音譜が、いなければ、俺も、お前らもここにいなかったんだぜ!!・・・」

 

そのように言って、今まで以上に感動的なコンサート音譜を行なった!!・・・

その話を聞いた時から、Boss音譜こと、Bruce Springsteen音譜は・・・

自分にとって絶対的存在となったのでした。!!ニコニコ