1977年のアルバム (その57 Little Queen / Heart) | TOMのブログ

1977年のアルバム (その57 Little Queen / Heart)

1977年のアルバム・シリーズ!!

全米最高位No.9キラキラということで・・・

 

Little QueenCD / Heart音譜

 

1976年、シングルMagic Man音譜のヒットと、アルバムDreamboat AnnieCDによって、全米チャート・ファンには知られたものの、Mashroom音譜というマイナー・レーベルと契約していたため日本未発売のまま・・・

 

そんな中、EPIC傘下のPortraitレーベルに移籍!!

そして発表されたのが、この、Little QueenCD、そして先行シングルBarracuda音譜だったのでした。!!

 

そしてEPICの参加ということで日本でも発売!!

日本でのデビュー・アルバムCDとなったのでした。!!

 

 

Ann音譜とNancy音譜の美人姉妹がフロントにいるグループ!!

それも話題のHeart音譜でしたが・・・

ちょうどこの頃は、Fleetwood Mac音譜がトップ・グループとして君臨している時代!!

Fleetwood Mac音譜と編成が似ていることで、それも「売り」となったかもしれません。・・・

 

そして、ラジオから流れてきたBarracuda音譜を初めて聴いた時・・・

ぶっ飛びました!!

理屈抜きのストレートなロック!!

・・・で、ありながら、Ann姐さん音譜の歌は、パワフルでかつ説得力があるのですよね。!!

自分は、すっかりAnn姐さん音譜にやられてしまいました。(笑)ニコニコ

そして、その横には、ブロンドの美しいNancy音譜がオベイションのアダマスギターを奏でている・・・当時まだライヴ音譜を見たことはありませんが、その光景は目に浮かぶようです。・・・

 

タイトル曲、Little Queen音譜他、何曲かFM放送で聴いて、これはいい!!

 

早速、Little QueenCDを購入したのでした。・・・

 

 

Heart音譜メンバーは・・・

Ann Wilson音譜リード・ヴォーカル、フルート

Nancy Wilson音譜アコースティック・ギター、ヴォーカル、オートハープ、マンドリン、ピアノ、エレクトリック・ギター、ブルースハープ

そしてリーダー格の、Roger Fisher音譜リード・ギター、マンドリン

Howard Leese音譜ギター、ピアノ、ヴォーカル、ムーグベース、ストリングス・アレンジメント、ストリングス指揮

Michael DoRosier音譜ドラムス、パーカッション

Steve Fossen音譜ベース

Howard音譜とMichael音譜が正式メンバーとしてクレジットされ6人編成です。!!

 

レコーディングは1977年2月~4月、シアトルのKays Smith音譜にて・・・

エンジニアリングは、MiKe Flicker音譜

Buzz Richmond音譜、Winslow Kutz音譜

プロデュースは、Mike Flicker音譜

またSpecial Directionとして、Mike Fisher(Roger Fisher音譜の兄!?)とクレジットされています。

作詞作曲は、ほぼ全曲、Ann Wilson音譜、Nancy Wilson音譜、Roger Fisher音譜の3人で手掛けています。

 

アルバム・ジャケットはメンバー6人がジプシーの衣装!!

アート・ディレクションとして、Mike Doud、Marilyn Romen

デザインは、John Kehe、写真撮影カメラは、Bob Seidemannです。

 

 

A面、パワフルなギターのカッティング!!

Barracuda音譜でスタート!!

パワフルでありながら、エモーショナルなAnn音譜の歌カラオケにノックアウト!!

Ann音譜、Nancy音譜、Roger音譜の3人と、ハードなドラムスを叩いているMichael Derosier音譜の作品!!

また、Roger音譜とHoward音譜のツイン・リードも聴きもの!!

アルバムCDからの先行シングルで、全米No.11キラキラ

Heart音譜のテーマ曲のようなもので、ライヴ音譜では1番盛り上がりアップ

今でも、アンコールの最後にプレイされているようです。!!

2曲目、アコースティック・ギターが響いてきて、Love Alive音譜

タブラの音とともに、Ann音譜の優しい歌声・・・

途中から、ハードな展開に!!

そう、Led Zeppelin音譜を思わせるサウンド!!

邦題は「愛を大切に」音譜、Ann音譜のフルートも印象的です。・・・

3曲目、Sylvan Song音譜

Nancy音譜とRoger音譜の共作で2人のマンドリンの共演!!

バックにHoward音譜ムーグ・ベースが響いてきます。

邦題は「森の詩」音譜、尚、当時、Roger音譜とNancy音譜は恋仲だったようで、それで息も合っているのでしょうか。!!・・・

この曲から続いて、Ann音譜の歌カラオケが入り、Dream Of The Archer音譜

邦題「狩人の夢」音譜、Ann音譜の語りかけるような歌、そしてマンドリンの音色をバックに入る、Nancy音譜とHoward音譜のコーラスマイク

そう、この曲を聴いて誰もが、Led Zeppelin音譜の4枚目のアルバムCDに入っている、The Battle Of Evermore音譜(「限りなき戦い」音譜)を思い浮かべたでしょう。!!

デビュー当時から、Led Zeppelin音譜からの影響を公言しているAnnたち音譜Heart音譜のメンバーですが、最もよく表れたナンバーでしょう。!!

(尚、The Battle Of Evermore音譜は、Heart音譜もライヴ音譜でカバーしていることがあります。・・・)

A面最後は、シンプルなハード・ロック!!、Kick It Out音譜

Ann音譜の単独の作品で、露骨な内容、そういえば、Ann音譜は当時、「ステージではS〇Xしている気分になる・・・」と言っていたことがありました。

ピアノはNancy音譜、Roger音譜が短いながら、カッコいいギター・ソロ!!

アルバムから第3弾シングル、全米No.79キラキラでした。・・・

 

 

B面、軽快なギターのカッティングからタイトル曲、Little Queen音譜

メンバー6人の共作で、ミディアム・テンポのナンバー!!

Roger音譜とHoward音譜のギターがリズミカルに曲を盛り上げます。!!

そして、途中スローになるところなど、Ann音譜のシンガーとしての力量を感じます。!!

アルバムから第2弾シングルとしてリリース!!

全米No.62キラキラでしたが、アルバム中傑出した1曲と思っています。!!

2曲目、Treat Me Well音譜

そう、Nancy音譜がリード・ヴォーカルカラオケをとるナンバーで、彼女自身の作品!!

Ann音譜と声質は似ていますが、ややか細い感じ・・・

彼女はここで、歌とアコースティック・ギターは勿論、エレクトリック・ギターとブルース・ハープもプレイ!!、ストリングスはHoward音譜が担当!!

邦題「やさしくして」音譜、Ann音譜とは少し違った優しいバラードを聴かせてくれます。・・・

3曲目、コインが投げられる音から、軽快なアコースティック・ギターで、Say Hello音譜

明るく楽し気に歌うAnn音譜

Nancy音譜とHoward音譜がコーラスマイクでバックアップ!!

前述の通り、当時、Fleetwood Mac音譜が頂点にいたのですが、そのように~Mac音譜を思わせるナンバーでもあります。

(関係ないかもしれませんが、このアルバムのレコーディング時に、Fleetwood Mac音譜のRumoursCDがリリースされています。・・・)

4曲目、アコースティック・ギターから静かに始まるのは、Cry To Me音譜

Ann音譜とNancy音譜の共作で、2人のデュエットによるナンバー!!

但しバッキング・ヴォーカルとして、Lynn Wilson Keagle音譜、Seal Dunnington音譜が参加しています。

続くように、ギターのピッキングで、フェイドインしてくるのが、Go On Cry音譜

ハードなインストゥルメンタルと思いきや、途中から、Ann音譜のシャウトカラオケ

前曲に参加している女性2人もバック・コーラスに!!

Roger音譜はハードなギター、Michael音譜は色々なパーカッションをプレイ!!

Ann音譜の熱唱あせるで盛り上げ、静かにエンディングとなります。・・・

 

CDCDの時代となり、2004年にリリースされたリマスター盤CDには・・・

Too Long A Time (Early Demo Version Of "Love Alive")音譜

Stairway To Heaven (Live At The Aquarius Tavern, Seattle, WA, 1976)音譜

この2曲が追加収録され、勿論、Stairway To Heaven音譜(「天国への階段」音譜)のライヴ・ヴァージョン音譜が大きな話題となったことは言うまでもありません。ニコニコ

 

 

Fleetwood Mac音譜と似ている編成!?

それで興味を持ち始めたHeart音譜でしたが・・・

自分としては、このアルバムCDで、すっかり、Ann Wilson音譜にハマってしまい・・・

彼女こそが、No.1女性ロック・シンガーである!!

そのように思ったものです。!!

 

 

尚、日本でもHeart音譜の人気は急上昇!!

そして、当時、「ミュージック・ライフ」本、「音楽専科」本、ともう一冊、「ザ・ミュージック」本という音楽雑誌本があったのですが、(理由は知りませんが・・・)その「ザ・ミュージック」に、Heart音譜のことが取り上げられることが多かったようです。!!

 

兎に角、当時はAnn Wilson音譜によって、Heart音譜は自分にとって絶対的なバンドの1つになり、「もし来日したら、絶対に行くぞ!!」・・・そう、心に決めていたのでした。・・・

(実際に、1979年8月のJapan Jam音譜での来日公演音譜に行きました。ニコニコ

 

(1976年のアルバム その85 Dreamboat AnnieCDに関する日記です・・・)

https://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12456949777.html