1975年のアルバム(その37 Stampede / The Doobie Brothers) | TOMのブログ

1975年のアルバム(その37 Stampede / The Doobie Brothers)

Steely Dan音譜のアルバムに続いて・・・

ちょうどSteely Dan音譜からJeff "Skunk" Baxter音譜が移ってきた形となったThe Doobie Brothers音譜のStampedeCD

 

ほぼ時を同じくしてリリースされました。!!ニコニコ

 

 

1975年といえば、The Doobie Brothers音譜において凄いことが起きていました。

 

Jeff "Skunk" Baxter音譜の加入によってトリプル・リード・ギターに!!

そしてツイン・ドラムスということで、まさにLynyrd Skynyrd音譜とThe Allman Brothers Band音譜が一緒になったような状況に!!

Skunk音譜の加入によってパワー・アップしたライヴ・パフォーマンス音譜は絶賛!!

 その前年にシングル発売されていたAnother Park, Another Sunday音譜のB面だったBlack Water音譜がチャートをじわじわ上昇!!

そして遂に初の全米No.1に!!

その収録アルバムWhat Were Once Vices Are Now HabitsCDもチャートを上昇してTop5入り!!

・・・そうしたら何と今度は、The Captain And MeCD、Toulouse StreetCDもチャートに再登場!!

まさに1大ブームが起きていました。・・・

 

そんな時、リリースされたこのStampedeCDだけに大いに期待されました。!!

 

そして先行シングルとして、Take Me In Your Arms音譜がリリース!!

こちらはモータウンでお馴染みのソングライター・チームHolland-Dozier-Holland音譜の作品!!

Kim Weston音譜、The Isley Brothers音譜でもヒットしたこのナンバーを取り上げたとはいえ、まるでオリジナルのようなノリノリのサウンド!!

 

「君の胸に抱かれたい」音譜という邦題でラジオでもガンガンかかり始めていました。

 

この歌はとにかく気持ちいい!!

それとこの間奏のギター・ソロ!!

さすがJeff "Skunk" Baxter音譜

この部分だけ曲調が変わる!!

それが、このアルバムCDを買う動機づけとなりました。!!

 

 

この時のメンバーは・・・

Tom Johnston音譜(以降、Tom音譜

Patrick Simmons音譜(以降、Pat音譜

そして、Jeff ”Skunk" Baxter音譜(以降、Skunk音譜)

このトリプル・ギターに、ベースはTiran Porter音譜

ドラムスはJohn Hartman音譜と正式にはこのアルバムから参加した歌も歌うKeith Knudsen音譜

さらにはキーボードとして、Little Feat音譜のBill Payne音譜

プロデュースはお馴染み、Ted Templeman音譜

彼はパーカッションでも参加!!

エンジニアはその後プロデューサーとして一世を風靡するDon Landee音譜

その他、曲によってゲスト・ミュージシャンが参加!!

Doobie音譜も超大物になったことを示しているよう・・・

尚、正式参加の時期が遅かったので、ジャケットの馬に乗っている写真撮影時にJeff "Skunk" Baxter音譜はいなかったとのことです。(苦笑)

 

 

A面に針を下ろすと、流れるようなBill Payne音譜のピアノのイントロから・・・

ドライヴ感のあるギター!!

そして左右から、ドラムスあせる

Tom音譜のソウルフルな歌カラオケが気持ちいい

Sweet Maxine音譜でスタートDASH!

ホーンも加わり、まさにオープニングに相応しいナンバー!!

途中、Skunk音譜のギター・ソロも入ります。ニコニコ

続いて1曲目に比べたらアコースティックな感じですが、アップ・テンポでノリのいい、Neal's Fandango音譜

こちらはPat音譜らしいナンバー!!

ツイン(トリプル!?)ギターも心地よく響きます。ニコニコ

3曲目はややスローとなって、Texas Lullaby音譜

Tom音譜のシンガーとしての力量発揮のナンバー!!

ゲストのNick DeCaro音譜によるストリングス・アレンジメントが曲を雄大なものに!!

そして後半のアコースティック・ギター・ソロが圧巻です。!!

同じくTom音譜の歌ですが、一転、ハードなロック・ナンバー、Music Man音譜

Curtis Mayfield音譜がストリングスとホーンをアレンジ!!

短い曲ながら、よく出来たナンバーです。!!

心地よいアコースティック・ギター音から、インストゥルメンタル、Slat Key Soquel Rag音譜

Pat音譜らしいナンバー!!

彼のソロ!!といった感じでライヴ音譜でも定番です。ニコニコ

 

B面に移ると、そのシングル・カット第1弾、Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)音譜

アルバム・タイトル通り、Stampede!!といった感じ!!

Rock Me, Rock Me~音譜のコーラスも気持ちいい限り!!ニコニコ

テンポが変わっての、Skunk音譜のギター・ソロは最高です。!!

そしてアルバムの中での聴きもの、I Cheat The Hangman音譜

Pat音譜の歌、そしてゲストのMaria Muldaur音譜を中心としたコーラスは美しく・・・

後半のインストゥルメンタル・パート、ここでもNick DeCaro音譜のストリングス!!

そしてゲストのConte And Pete Candoli音譜のトランペット・ソロがドラマチックに響きます。!!

尚、Pat音譜はライヴ音譜でこの後半部分だけをプレイすることもあります。!!

インタールードといった感じで、Skunk音譜のアコースティック・ギターによるPrecis音譜が短くプレイされ・・・

一転、軽快なギターから、Rainy Day Crossroad Blues音譜

ゲストのRy Cooder音譜のボトルネック・ギターも、Tom音譜の歌を盛り立て、そしてここでもNick DeCaro音譜のストリングスで締められます。!!

再び熱いロック・ナンバー、I Been Workin' On You音譜

Tom音譜の歌を、女性コーラスがバックアップ!!

よりソウルフルになっています。ニコニコ

そしてブギー調のノリのいい、Double Dealin' Four Flusher音譜

作者のPat音譜を中心に、Tom音譜、そしてKeith音譜も歌っているよう・・・

途中、スローになり、そして軽快なピアノから、最後はギター・ソロでフェイドアウトしていく・・・Doobie音譜らしい終わり方でしょう。・・・ニコニコ

 

 

このアルバムCD

本当に最高のロック・アルバムと言えるでしょう。!!

そして、何といっても勢いのノっている時の、Doobie音譜だけに、Chicago音譜やEarth, Wind & Fire音譜を蹴落として、すぐに全米No.1になると思ったのですが・・・

 

4位まではいったものの、そこで止まってしまい・・・

さらにはノリのいい、Take Me In Your Arms~音譜もTOP10入り直前で勢いが止まってしまいました。・・・ショック!

 

!?!?!?

 

日本には正しい情報が入ってきていなかったのでは、と思いますが・・・

どうもこの時期に、Tom Johnston音譜が休養してしまったよう・・・このアルバムで半数以上の曲を歌っているTom音譜の休養は大きく・・・

さらには気まぐれな(!?)Jeff "Skunk" Baxter音譜は一時的とは言え、Elton John Band音譜に参加してしまったのですよね。・・・

 

そんなこともあって、このアルバムCDリリースの時のプロモーションはしっかりできなかったのでは!?と、思っています。

 

それと、Michael McDonald音譜

彼はキーボード奏者のいないDoobie Brothers音譜に7人目のメンバーとして加入!!

Doobie音譜はさらに強化された!!といったことが日本の音楽誌には載っていましたが・・・

実のところ、先ずはTom音譜がいなくなった歌の部分を補っていたのですよね。!!

 

その後の、Michael音譜の活躍ぶりを思うと・・・何とも皮肉です。・・・

 

 

ということで、大傑作アルバムCDであるにも関わらず、当時の状況によって・・・

 

さらには、その後のMichael McDonald音譜加入後の大活躍によって・・・

 

あまり目立たなくなってしまった・・・

いわば損をしたアルバムと言えるかもしれないでしょう。・・・

 

ところで、2017年4月の久々の来日公演音譜

なんとBill Payne音譜がキーボード奏者として参加!!

あのSweet Maxine音譜のイントロが彼の音で!!ニコニコ

鳥肌が立つほど、感動しました。!!ニコニコ

 

・・・にも関わらず、この公演ではドラムスが1台だけ!!ショック!

いかなる理由であれ、これは残念でなりませんでした。・・・

 

(2017年4月の来日公演での日記です・・・)

https://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12269772180.html

 

尚、Doobie音譜もキャリアが長いので、今回はStampedeCD周辺のことに限らせていただきました。・・・