The Doobie Brothers@日本特殊陶業市民会館
日本でもお馴染みのThe Doobie Brothers
単独の来日公演としては本当に久しぶり(16年ぶり
)
また今回は21年ぶりに日本武道館でも公演
その翌日、4月27日(木)は名古屋公演
日本特殊陶業市民会館フォレストホールです。
名古屋~東京の自分ですが、この4月27日は名古屋
Paulにも、Santana
にも行けない分、Doobie~に
26日の武道館公演にも行けないので、ちょうど良かったです。
会場はよく名前が変わりますが(笑)
結局は、市民会館と言っている、名古屋では昔から馴染みの会場
地下鉄の金山駅にもつながっているので便利なところです。
但しこの日は・・・
スタンド席がガラ空き
名古屋での来日アーティストの公演ではよくあることですが・・・
一方、名古屋(というか東海地区)には熱心なファンも多いだけに残念です。・・・
ステージ上、バックにはThe Doobie Brothersのマーク
ただ残念ながら今回、ドラム・セットは1台のみです。・・・
開演予定時刻19時を少しまわったところでライトダウン
カントリー系のBGMがかかる中、メンバー登場
Tom Johnston
Patrick Simmons
主軸の2人に、John McFee
この3人が正式メンバー
サポート・メンバーとして、ベースのJohn Cowan、ドラムスのEd Toth
そしてキーボードは、何と
Little FeatのBill Payne
少し前のツアーより、Doobie~のツアーに同行
何といっても、Michael McDonald加入以前、Doobie~の
レコーディングに参加していた人だけに、今回最も注目しているところの一つです。
6人がステージ上に勢揃い
お馴染みJesus Is Just Alrightでスタート
コーラス・ワークもバッチリ
観客も最初から総立ち
Jesus~とPat
この部分、他のメンバーが歌うこともありますが、やはりPatの歌が1番です。
2曲目はオープニングも多いRockin’ Down The Highway
Tomのギターと歌
文字通り心地よいドライヴ感
「コンバンワ、ナゴヤ・・・」
軽快なギターのカッティングからTake Me In Your Arms (Rock Me A Little While)
歌うはベースのJohn Cowan
元々Tomが歌っていたわけですが、ちょうどその直後くらいにバンドを離脱したためか、他のメンバーが歌うことも多いようです。・・・
7人目のメンバーとして、サックスのMarc Russoが登場
ギターとの掛け合いで盛り上げます。
Tomの歌を中心にAnother Park, Another Sunday
ここでもMarcのサックスがフィーチャー
「アルバムCaptain And Meから・・・」
PatとJohn McFee
はアコースティック・ギターに持ち替え・・・
Clear As A Driven Snow
歌うはPat
ノリノリの中、暫しの大人しい時間となりました。・・・
今度はTomもアコースティック・ギターに持ち替え、Spirit
そしてここではJohn McFeeはフィドルを
多才振りを発揮
再びハードに
今回の中では1番新しいWorld Gone Crazy
「R&Bのナンバーだよ・・・」
そう言ったTomがソウルフルに聴かせるEyes Of Silver
ステージでは定番のブルース、Dark Eyed Cajun Woman
ここでも赤いライティングの中、Tomが渋く聴かせました。
そしてBillにスポットが当たり、Sweet Maxine
そう、この曲のイントロは、Billが弾いているのです。
オリジナルの音で、Tomの歌も水を得た魚のよう
3人のギターに、サックスも絡んで、今回のステージの1番の見せ場とも言えるでしょう。
そのBillがソロ
そしてドラムスのEd、サックスのMarc
が加わって・・・
メンバーが戻ってきて・・・
Takin’ It To The Streets
Michael McDonaldの曲とはいえ、Doobie~に不可欠なナンバー
Michaelはいないので、Pat
が中心
ベースのJohn Cowanも歌のサポートをしていました。
ステージも後半で、Rock’n RollとTom
The Doctor
そう、この曲で1989年にDoobie Brothersは復活したのです。
ここで盛り上がりましたが一転、やや静寂が・・・
でも熱心なファンはわかっています。
Patはアコースティック・ギター
そしてJohn McFeeは再びフィドル
勿論、Black Water
Michaelが加わる前のDoobie~
での最大のヒットです。
そしてNagoya Moon~と歌い、場内大喝采
またそれなりに合唱する(笑)場内のお客さんとの一体感も素晴らしいものです。
盛り上がったところへ、Tomのお馴染みのカッティング
Long Train Running
場内も総立ちでLove~
John McFeeはハーモニカも
そして3人のギターもフィーチャーされ、最高潮といったところで、あのイントロ
China Grove
CMやテレビ番組に使われ、ファンならずとも、日常生活で馴染んでいるナンバー
そしてハードな演奏の中に軽快なピアノの音
そう、Bill Payneが入っているのです。
まさに絶頂といったところで、いったんメンバーは引き下がりました。・・・
アンコールに登場
More Rock’n RollとTom
曲はWithout You
こちらもいつもアンコール等の定番であるハードなナンバーです。
そして「最後はわかっているだろう・・・」といった感じで、Tomの奏でるイントロ
勿論、Listen To The Music
Tomの軽快な歌、そして途中はPat
サビの部分は・・・場内大合唱
この一体感、最高潮で1時間30分のライヴはあっという間に終わりをつげました。・・・
最後、メンバーは整列、前方のお客さんにピックを配っていました。・・・
まさに・・・Music Is The Doctor
それだから、Listen To The Music
今回、来ているお客さんもそれを実感して、最高の時を楽しんだことでしょう。
それにBill Payneの音が加わって、さらに曲の感動も増大した
と思っています。
ただ一つ残念だったのは、ドラムスが一人だったこと・・・
音響技術が進んだ現況であっても、やはりDoobie~にはツイン・ドラムス
そう大きな山も崩れてきそうなあのパワーはほしいと思っています。
そしてMichael McDonald
たとえ一部の参加になってしまったとしても是非彼が加わっての来日公演
心底そう願っている次第です。