1974年に閉山した端島炭坑の炭坑遺産、端島(通称 軍艦島)。
閉山後は無人島となり、廃墟となった建物が並んでいます。
この端島、通称のとおり本当に「軍艦」っぽく見えます。
第二次世界大戦の時、米海軍の艦船が「軍艦と思って砲撃した」エピソードを聞いた事がありました。
調べてみたら・・・「ウソ」でした。
端島に停泊していた石炭運搬船へ米海軍の潜水艦が魚雷攻撃した事件に「尾ひれ」が付いただけの模様。
では軍艦島クルーズ。
クルーズ船ブラックダイヤモンドが端島に接近。
端島への上陸は、時間が厳しく指定されています。
このため、クルーズ船は端島沖合で360度回転しながら「時間つぶし」です。
船を360度回転させたのは、左舷・右舷の両方の乗客への「サービス」でしょう。
端島の北端。
かつての「高層住宅」が立ち並んでいます。
端島の南端。
比較的、炭坑関連の建物が多いエリアです。
鉄筋コンクリート造の廃墟の上に端島神社の祠が建っています。
天照大神、金毘羅権現、大山祇の三柱が祀られていましたが、無人島となったため廃祀。
神社仏閣「マニア」としては心が痛みます。
では、上陸許可の時間となりました。
やっと端島へ上陸です。
最初の集合場所には注意書きが色々。
島内への立ち入りは厳しく制限されており、廻れる場所はごく一部。
炭坑の「廃墟」なので、勝手に歩き回ると最悪「死に」ます。
ガイドさんによれば、カヌー等での「勝手立ち入り」対策で監視カメラが置かれているとの事。
昔々の航空写真も掲げられていました。
島内には建物がびっしり。
全盛期は人口密度が世界一だったそうです。
全ての建物が廃墟と化した端島。
メンテナンスが行われていない建造物の「劣化見本」となっています。
産業遺産として有名な場所ですが、老朽化が進み保全が課題となっています。
小高い場所の灯台だけは最近の建造物らしい。
右側の階段が付いた建物は立坑櫓の跡。
ここから地下深くの炭層まで、巻き上げ装置で坑夫や石炭が上下移動していました。
端島炭坑は海底深くの炭層で採炭してましたが、現在も北海道の釧路で海底炭を掘っています。
端島の南側の見学場所付近。
壊れた建物の残骸がごろごろしてます。
端島最古の「30号棟」。
中央部が崩落しています。
廃墟を「廃墟」として保存の困難さを示しています。
何の設備だったのか不明なサビた金属。
モニュメントに見えますが、炭坑の設備の一部です。
端島の南側に三ツ瀬。
「ぱっと見」茅ヶ崎市の烏帽子岩に見えますが、ここは長崎市です。
海底の坑道は、この三ツ瀬の下まで伸びていたそうです。
名残惜しいですが、時間が来ました。
端島を離れます。
サヨナラ、軍艦島。
炭坑遺産の長崎県の端島(軍艦島)を訪問しましたが
北海道に住んでいるのに道内の炭坑遺産を訪れていない!
空知地区には立坑櫓がキレイな姿で保存されてます。
冬も近いので、来年あたり訪れようと思います。
あ、北海道内では坑内掘りの釧路コールマイン以外に、露天掘りの炭坑が稼働中です。
見学・・・できないかな?














