横浜市内には、複数の「熊野神社」が存在します。
旧東海道の神奈川宿近くにも熊野神社が建っています。
(他の熊野神社と区別する為、ブログのタイトルには「東神奈川」を付けています)
拝殿と鳥居が「びみょー」に角度が違う・・・写真撮る時「ありゃ?」になりました。
この神社、元々はお寺である金蔵院の境内。
明治の神仏分離で、独立したとの事。
なので、金蔵院と東神奈川熊野神社は隣り合っています。
金蔵院は、こちら↓です。
さて、神社に戻ります。
鳥居の両側に、大きな狛犬。
幕末の嘉永年間に、鶴見の飯島吉六が石を刻んで作った狛犬です。
戦災で境内は焼け、残ったのは狛犬だけ。
第二次世界大戦の終戦後、境内は米軍に接収。
なんと、米軍はブルドーザーでこの狛犬を埋めてしまったとの事。
米軍の接収解除後、土中から掘り出されて修復、今の姿になっています。
関東大震災、空襲、米軍の接収、等々の歴史を背負った東神奈川の熊野神社。
昭和38年に再建された社殿です。
境内は、開放感いっぱいです。
摂末社。
扁額の文字は読めない状態。
祀られているのは、金刀比羅社、大鳥社、稲荷社、香取社、鹿島社の5社です。
こちらも、摂末社でしょうか?
石碑の前に鳥居が置かれています。
文字が磨耗しており、左側の馬頭観世音以外は判別できませんでした。
神奈川宿の「歴史散歩」、以前横浜に住んでいたのに・・・知らなかった事が多数 (-_-;)
大戦後に、進駐軍が神社を接収した(空襲で焼けていましたが)事は知りませんでした。
幕末に外国の領事館として接収された寺は「ブラタモリ」で知っていましたが。
住んでいる地元、歴史を探ると「掘り出し物」が出てきますよ。