JR南武線の平間駅から徒歩数分。
多摩川大洪水で流出し漂着した神社をこの地に祀ったのが起源の上平間八幡宮。
川崎駅近くの女躰神社も、大洪水にまつわる神社でした。
今の多摩川は静かですが、昨年9月に起きた鬼怒川の堤防決壊による洪水を思い出します。
社殿は、コンパクトですが、細かい彫刻が施され、風格充分です。
彫刻をアップで。
狛犬も風格ある姿。
天気が良いので、青空を背景に写してみました。
以前鳥居に掲げられていた扁額が、境内に展示(?)されています。
この神社は洪水の歴史を背負っています。
神社自体の起源が大洪水。
そして、多摩川の洪水に苦しんでいた地元農民が起こした事件がアミガサ事件。
大正3年に、アミガサをかぶった農民200人が、境内に集結。
行き先は神奈川県庁。
多摩川の堤防改修を訴えたとの事。
事件の後、多摩川の治水は大きく前進したそうです。
アミガサ事件で多摩川の治水が前進とは言っても、戦後に大災害が起きています。
昭和49年の多摩川水害(狛江水害)で、家が流される映像は「生中継」で見ていました (-_-;)