真冬の陸バマ part2 | まっついの365日釣行記録

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皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは!





前回に引き続きオカッパリで使うアラバマ
通称「陸バマ」について書こうと思います!






前回の記事はアラバマのリグり方、タックルセッティングについて書きました






今回は有効な時期、エリア選択、使い方について書こうと思います







まず初めに有効な時期から
アラバマが1年の中で最も威力を発揮するのはズバリ「真冬」です!






アラバマが真冬に効くのにはバスが真冬にいるレンジとバスの活性が影響しています





まずバスが真冬にいるレンジの話ですが、真冬になり水温が一桁台になるとバスは中層にサスペンドする傾向にあります





なぜ中層に浮くのか理解するためには水について理解しなければならないのでこっから水の話になります
(クッソ長くなります)^^;;





水は水温によって比重が変化します
その結果として冷たい水は下に暖かい水は上に移動します





そして暖かい水と冷たい水の境目にはサーモクラインと呼ばれる層が出来上がります




サーモクラインとはある深度を境に水温が急激に変化する層のことであり、わかりやすく言うと暖かい水と冷たい水の境目のことです





そしてこのサーモクラインはほとんどの場合中層に形成されます





で、ここからが本題なのですが
なぜバスが真冬に中層、サーモクラインにサスペンドするのか




それは「最も居心地が良いから」




シャローは日中は最も水温が上昇するのですが、夜間は最も水温が低下します




変温動物であるバスからすると急激に水温の変化する環境はかなり厳しい環境と言えるでしょう




ディープはどうでしょう?
ディープは水温は安定しています




しかし、ディープは酸素量が少なく、水の比重の関係で比重の大きい冷たい水がディープにきます





対してサーモクラインは水温はディープに比べて高く、それでいてシャローのような水温の大きな変化もなく安定している
さらに酸素量もディープに比べ多い





まさにバスからすると超居心地のいい場所なのです





また、これはバスに限った話ではなくその他のベイトフィッシュにも言えることでベイトフィッシュたちもサーモクラインに集まるためバスの餌は豊富にあると言えます






そしてこれも重要なことの一つですが、真冬に中層で釣れるバスはでかいという事実






これはベイトと関係していると考えられます






真冬は水温が極限まで下がります
水温が低下すると変動動物であり適水温が約20℃のバスは低活性になり動きもスローになります






しかし、ベイトフィッシュはどうでしょうか?
日本の魚は低水温に対応している魚がほとんどで低水温でも元気な魚が多いです





つまり、低水温で動きの鈍った小さなバスたちはこれらを捕食できないと考えられます





真冬で動きの鈍った小さなバスが捕食できるものといえば元々動きの遅いエビかハゼくらいだと思います





バスはその時に最も効率よく捕食できるものをメインベイトとします





なので、小さなバスたちは中層のサーモクラインにはあまり浮かず水温が安定するディープでジッと身を潜めてエビやハゼ、ギルの稚魚なんかが近くに来た時に捕食できそうならするみたいな生活を送っていると思います





そういった理由から中層で捕食活動が可能なのは大型でコンディションの良い個体に限られるので必然的に真冬の中層はデカバスが釣れるというわけです


写真は一昨年に最高気温2℃の極寒リザーバーで釣った58cm
真冬に中層で釣れるバスは総じてデカい!!!





真冬にデカバスが中層に浮く理由が分かったところでお次は「真冬のバスの活性」の話です





前記した通りバスの適水温は20℃前後と言われています





つまり20℃から大きく水温の下がる真冬のバスは低活性で動きもハイシーズンと比べスローになり一日の捕食回数も少なくなります





低活性でゆっくりとしか動けないバスはあまりに早い動きにはついていくことができずに諦めてしまいます





そこで活躍するのがアラバマです!





前回の記事でアラバマのリグり方を紹介したと思います






僕は周りを全てオフセット、真ん中はジグヘッドというセッティング方法をとっていたと思いますが





こうすることによってアラバマの総重量を軽くしてサーモクラインができる中層を超が付くほどのデッドスローで引くことができます!






真冬の中層を巻いて釣る方法でアラバマ以外だとスコーンリグやスイムベイトがあると思いますが






アラバマの方が圧倒的にスローに、そして正確にサーモクラインのできる中層をトレースすることができます!






それを可能にするのが五本のアーム
この五本のアームのおかげで明確な「引き感」が生まれます





要は五本もアームがあるのでリトリーブ時には水の抵抗が強く掛かることによって超デッドスローリトリーブ時にもルアーの重みを感じることができる
これが明確な「引き感」の正体





そして明確な「引き感」があるということは一定層をキープしやすいばかりではなく今、自分が何をしているのかイメージすることができ釣りに集中することができます!





アラバマと同じくらいの低速で巻いた時、スコーンリグやスイムベイトではこの引き感は再現不可能






アラバマの特権です





注目すべき点はもう一つあります
それはアラバマ独自の「複数波動」です





アラバマは5個のワームがそれぞれ個々に波動を出すルアーです





それが真冬の低活性でやる気のないバスのスイッチを入れる要因になっていると思います





そう思ったのは一昨年に経験したことが大きいです





真冬のリザーバーで水深50センチくらいの場所でボトムにへばりついているバスを見つけたことがあるのですが、そのバスはフィネスなアプローチでは全く反応しないバスでした





そこで試しにアラバマを近くに通してみると今まで反応してなかったのが嘘のようにロングチェイスしてきて最終的に足元でバイトしてきました
バレちゃいましたが^^;





その一部始終を見て思ったのがゆっくり動いて複数個の波動を出すアラバマを見つけると「思わず」反応してしまう





そしてバスが追いかけ始める
追いついて「複数個の波動の後ろに付いていると見切れなくなって最終的にバイトしてしまう」のではないかと






まぁ、あくまでも仮説ですが





でもこれだけは間違いないのが
他の中層を引くルアーに比べて真冬の時期に圧倒的にバイト率が高い





それはなぜかというと
「他のルアーより中層をゆっくり引けて、明確な引き感があることでレンジをコントロールしやすく、複数波動で真冬の低活性なバスのスイッチを入れることができるから」





というわけです!
ああ!長いって!笑





以上が真冬にアラバマが効く理由











次はアラバマを使う上でのエリア選択について





といきたいところでしたが長くなりすぎるのでまた次回











ではまた‼️