講座のテーマは
「非手指動作を使ったYes-No疑問とWh疑問」
_______________________
OPトーク
善岡さん「今度の休み、暇?」
ホサナさん「私は今度友達とピクニックにいくんです」
善岡さん(えっ……予定あったのね……)
ホサナさん「あっ……一緒に行きますか?」
善岡さん「いいの!行く行く!! 他、誰かくる?」
ホサナさん「来ますよ、友達が2人、可愛いんです」
善岡さん「ホント!? 嬉しいなぁ」
ホサナさん「(……落ち着いて)」
________________________
「みんなの手話」はOPトークに
講座のテーマを盛り込んだ表現が詰められている。
これは本当に見習いたいもので、
自分がサークルを運営している時には模倣したりした。
●非手指動作
善岡さんが3パターンの表情で文章の意味を表し分けた。
そして、非手指動作の説明。
「非手指動作」……手の動き以外の表現
眉の位置・目の開き方・口型などの顔の表情
頭の動き・あごの位置・視線・体の姿勢ほか
ホサナさんはこれを「手の動き以外の表現」と言い換える。
自分でも意識しているつもりなのだが、
やはりろう者のように表現することは……出来てない気がする。
スキット中に「3人のうち、2人は誰?」という表現があったが、
僕はあんな風に2本の指だけ器用に動いたりはしない。
残念。
●単語紹介
「ビール」「水」「ジュース」
「ビール」の表現はジョッキを
持ち上げるものも見たことがある。
「水」……はどうなのだろう。
首元で表現するものもあるが、最近区別が出来なくなってきた。
初めて教えられた時は首元で表すのが「飲水」だったのだが……。
●手話おもしろゼミナール
テーマは「ミニマル・ペア」
細かい話だが三宅さんは
口では「聞く」と言っていても、手話は「見る」で表現している。
なんだかその辺り僕としては自然でいい感じがした。
「ミニマル・ペア」は手話の文法用語ではなく、
どうやら日本語の文法用語らしい。
「がっこう」「カッコウ」のように濁点など、一部が変わるだけ
意味が変わってしまう単語の組み合わせをミニマル・ペアというようだ。
手話で言うと
「手の形・位置・動きのうちどれか1つだけが違う
2つの語のペア」
「嘘」→「松」
→「変」
なるほど。
面白いといえば面白いが、実用的ではなかった。
どちらかと言うと言語学的な話になってくるのだろうか。
次回の記事がいつになるか、自分でも楽しみである。