《ハウス・オブ・ヘル》 第29話 高校入試より難しい | TAKAYAN'S ROOM

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眼帯の男「では、お前の言っていることが本当なのか、試してやる。
    オーヴィル、ダーク、準備はいいか?」

オーヴィル「OKです」

ダーク「もう待ちくたびれちまったでさぁ」

二人の子分は嬉しそうに言った。

眼帯の男「このオーヴィルが五十音の中から文字を言う。その文字で始まる言葉を一つ答えるんだ。
    答えられなければ、そこにいるダークがハンドルを回す。
    すると、鎖が引っ張られて、お前は耐え難い苦痛を味わうことになるぞ」

ううっ… こんな状態で手足を引っ張られたら、脱臼しちゃうよ。

オーヴィル「よし、まずはデかドで始まる言葉だ」

ド、ドラマー!

眼帯の男「ほう?」

オーヴィル「よし、次はアで始まる言葉!」

アバッドン!

眼帯の男「なかなかやるじゃねえか」

ダーク「親分、俺は退屈ですぜ」

眼帯の男「オーヴィル、次だ」

オーヴィル「うーん… じゃあ、クかケで始まる言葉を言え」

お、思い浮かばないわ…

眼帯の男「ダーク、やれ!」

ダーク「待ってました!」

ダークがハンドルを回したので、私の手足が引っ張られる。い、痛い…
(体力点-1、17→16)

オーヴィル「続いてはマかモで始まる言葉だ」

オーヴィルは今、このゲームに熱中して楽しんでいた。


えっと… えっと… ああ、わからない…

眼帯の男「ダーク!」

ダーク「ひゃっはーっ!」

ダークがハンドルを回したので、私の手足が引っ張られる。
(体力点-1、16→15)

オーヴィル「次はシで始まる言葉だ!」

し、ショートケーキ!

眼帯の男「その辺でいいだろう。さあ、三人で採点しようか」

ダーク「お嬢ちゃんは合格したかな?」

オーヴィル「不合格なら、別のメニューが待っているぜ」

追試もあるの?


★ステータス

技術点 11(戦うときは-3)/11

体力点 15/18

運点 8/9

恐怖点 4/10


★持ち物

ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)

肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)

ロープ

ニンニク


★メモ

アバッドンにモルダナが

地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある

秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている

合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り

館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと

どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある