ドラマーの伯爵は一族の最後の生き残りだった。この館の周りには彼が所有する広大な土地がある。
その土地を大勢の小作人が耕し、作物を育てて多大な収入を得ていた。
しかし、状況が変わり始めた。伯爵の姉が32歳という若さで他界したのだ。
彼女の遺体は森の中で発見された。首筋には奇妙な印が刻まれていたという。
このニュースは広まり、無知な小作人たちは魔女と黒魔術の仕業だと言い出した。
彼らの目には洋館が呪われた建物にしか見えなかった。
もちろん、ただの迷信に過ぎなかったのだが、農夫たちは他の耕地へと移っていった。
こうした話を聞いているうちに、食事は終わった。
フランクリンズが戻ってきて、食後の果物、チーズ、紅茶などを差し出す。
私は果物と紅茶を頂くことにした。
伯爵「マキさん、お疲れでしょう。もう夜も遅い。フランクリンズに寝室まで案内させます」
私は伯爵に礼を言うと、執事に続いて食堂を出た。
フランクリンズ「二階にお部屋を御用意しております」
私とフランクリンズは緩やかにカーブした階段を上っていく。
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踊り場まで来ると、たくさんの部屋が並んでいるのが見えた。
それぞれの部屋の扉には表札が付いている。
フランクリンズ「ここがマキ様の寝室でございます」
私は〈エラスムス〉と書かれた表札の付いた扉を開けて、中に入った。
フランクリンズ「それでは、お休みなさいませ」
フランクリンズは立ち去っていった。寝る前にシャワーを浴びたかったなぁ…
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 18/18
運点 9/9
恐怖点 0/10