私に用意された寝室は広い部屋とは言えなかった。
けれど、部屋に置かれた巨大な鏡のせいで、かなり奥行きがあるように見えた。
ベッドには糊の利いた白いシーツが掛けられ、暖炉の中では火が赤々と燃えている。
私は暖炉の前に座り込んで、体を暖めることにした。
仮装パーティーから抜け出したことをキャサリンたちは知らないはずだ。
きっと心配しているだろう。でも、電話が使えないとなれば、今の私にはどうしようもないわ。
濡れた服を脱いで、ベッドに潜り込もうか? いや、その前にお手洗いへ行っておこう。
私は扉を開けて、寝室から出ようとした。
☆ガチャッ★ ★ガチャッ☆
取っ手が回らない。外から鍵が掛けられている! いったい何のために…?
それはわからないけど、危険な状況であることは確かだ。
こうなったら、扉を壊してでも出てやるわ。私は扉に体当たりした。
ここでサイコロを二つ振る。出目は『2+6=8』で、私の原技術点未満だ。
★ドカッ☆
すごい音がしたけど、扉は開かない。それどころか、肩を痛めてしまった。
(体力点-2、18→16)
私の力では、この扉を破るのは無理… はっ…!
スタ… スタ…
足音だ! こんな時間に誰だろう? まさか私の部屋へ来たりしないよね…?
・
・
・
嫌な予感は当たった。私の部屋の前で足音が止まったかと思うと…
☆カチャリ★
誰かが鍵で扉を開ける音がした。急いで決断しなくちゃ!
・ベッドに潜り込んで、寝ているふりをする
・扉の後ろに隠れて、入ってくる誰かの不意を突く
私は素早く扉の後ろに隠れた。
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 16/18
運点 9/9
恐怖点 0/10